藤子・F・不二雄の生誕90周年記念作品
今年でシリーズ43作目となる『映画ドラえもん のび太の地球交響楽(ちきゅうシンフォニー)』は、原作者である藤子・F・不二雄の生誕90周年記念作品。
毎年主題歌が話題となる『映画ドラえもん』ですが、今年の主題歌は、令和の音楽をビビッドに色づけていくトップアーティストVaundyさんが手がける『タイムパラドックス』。
ファッション誌『Oggi』の音楽連載「働く私に Musik(Musikはドイツ語で音楽の意味)」で、主題歌に込めた想い、そして、Vaundyさんの魅力に迫っています。
「やるとなったら、100年後まで残る曲にしようと思って作りました」
以前から「いつか絶対にやる!」という気持ちはあったものの、いざ主題歌の話がきたときは、「まだ早くない?」と思ったと語るVaundyさん。
『映画ドラえもん』は子供のころからよく観ていて、「やるとなったら、100年後まで残る曲にしようと思って作りました」と話します。
これまでの映画シリーズの音楽をすべて聞き直し、分析し、「この曲を聴いた子供たちが大人になったとき、『子供のころに見た映画ドラえもんは、主題歌もクールなんだよな』と思ってもらいたい」という想いで、「パッと聞いて覚えられる、でも大人ぶった曲」に仕上げたとVaundyさん。
30歳になるころには「映画を一本撮り終えている予定です」
今回、『映画ドラえもん』でアフレコにも初挑戦。実は、子供のころ、「声優にもなりたかった」とも。
あるとき、「人が作った曲を歌うより、自分で曲をつくって歌った方が早くない?」と思い、自分で曲を作り始めてからは、声優の道は一旦保留していたと言います。
YouTubeで歌い手を始めたのは中学2年生のとき。その後、大学は、意外にも音楽大学ではなく、デザインを学ぶために美術系の大学に進学。
お金が発生するものづくり=デザインと考え、ご自身の曲作りにおいても、「問題提起と理解・分解・再構築…というデザインの基礎理論に基づいている」と語ります。
そんなマルチな才能を持つVaundyさん。Oggi読者である30代の働く女性に向けて、どんな30歳になっていると思うかと問うと、「映画を一本撮り終えている予定です」と将来への展望も語ってくださいました。
“音楽”をテーマに、ドラえもんとのび太たちが地球を救うための壮大の冒険を繰り広げ る『映画ドラえもん のび太の地球交響楽(ちきゅうシンフォニー)』は3月1日公開! こちらもお見逃しなく。
ぜひ劇場でVaundyさんの歌声とアフレコをお楽しみください!!
ロジカルな語りのなかに確かな熱意を感じるインタビューの続きは2月28日発売の『Oggi』4月号で!