夏のオフィスで軽アウターになるのがシャツ
屋外と室内の寒暖差にやられそうになる猛暑の季節。オフィスできちんと見えつつ、冷房の肌寒さを防いでくれるのが【羽織れるシャツ】。シャツの中でもどんなデザインのものなら羽織りとして使いやすいのか、スタイリスト川上さやかさんに教えていただきました。
ボタンを開けて着てもサマになる。そんなシャツを選ぶためには?
「夏の羽織りとしても使えるシャツを選ぶなら、ボタンを開けて着ても違和感がないデザインのものを選んでみてください。気をつけたいポイントは以下の点です」(川上さん)
①ボタンダウンではないこと
「襟をボタンで留めるボタンダウンシャツは、かっちりと着るのが前提。前ボタンを開けてゆるく羽織るのにはあまり向いていません」
②オーバーシルエット
「ドロップショルダーやボクシーシルエットなど、トップスの上からばさっと羽織るだけでおしゃれに見えるオーバーサイズのものがおすすめです」
③さらっとした質感
「夏の羽織りとして心地いいのは、ドライな質感や軽い素材感。見た目も着心地も涼しくいられます」
1|サクラの白シャツ
▲シャツ¥37,400(インターリブ<サクラ>)
前身ごろと袖の切り替えがなく、肩から腕へなだらかなラインを作るオーバーサイズの白シャツ。バサッと羽織ったときに動きの出るサイドスリットもポイント。大きな胸ポケットもアクセントに。腰まですっぽり隠れる丈感なので、タイトスカートなど細身のボトムとの相性もバッチリ。
2|FRAY I.Dのミントグリーンシャツ
▲シャツ¥20,900(FRAY I.D ルミネ新宿2店<FRAY I.D>
涼しげなミントカラーのシャツは、軽やかな素材も相まって夏に大活躍の予感。今っぽいボクシーシルエット、ワイドスリーブ、そしてビッグポケットのマニッシュさで、羽織るだけでこなれた印象を作ってくれる。コットンナイロン混のサステナブル素材を使用。
3|ティッカのネイビーシャツ
▲シャツ¥25,300(ティッカ<ティッカ>)
ドライでさらりとした質感のシャツは、汗をかく季節でも肌にまとわりつかず心地よい。両サイドにスリット入り&バックにはタック入りで、ボタンを開けて着ると自然と襟が抜けて、立体的なシルエットに。コンパクトな襟とボリュームのあるシルエットのコントラストもかわいい!
4|マーガレット・ハウエルのパジャマシャツ
▲シャツ¥38,500(マーガレット・ハウエル)
パジャマみたいな開襟が可愛いアイボリーシャツ。上質なオーガニックコットンを高密度に打ち込んだタイプライター素材を使用しており、ハリのある素材感が気持ちいい。クロップト丈なので、フレアスカートやワイドパンツなどボリュームのあるボトムとのバランスも取りやすいのが◎。
【問い合わせ先】
・インターリブ:03-6416-1861
・FRAY I.D ルミネ新宿2店:03-6273-2071
・ティッカ
・マーガレット・ハウエル:03-5785-6445
撮影/黒石あみ スタイリスト/川上さやか 構成・文/千田あすか
スタイリスト 川上さやか
大手銀行員からスタイリストへ転身。リアルなおしゃれ感覚を加味した、きれいめシンプル派を地でいくコーディネートは読者からも信頼が厚い。Oggiきっての理論派スタイリストとしても定評がある。