おしゃれプロはどう取り入れる? 冬の「おしゃれな甘さ」
きれいめシンプル派のおしゃれのいちばんの悩みは、冬コーデの地味見えやほっこり見え。それを解決してくれるのは「かわいい(少し甘め)」テイストを入れること! フリルにモヘアのニットなどのかわいいアイテムは、アクセントになったり、華やかさをもたらしたり… おしゃれのスパイスにもなるんです。
今っぽく華やぐための「おしゃれな甘さ」をどう取り入れる? おしゃれプロ4人にインタビューしました!
「いつもと違う、少しかわいいアクセントが欲しくなるんです」by スタイリスト 兵藤千尋さん
「ふだんからユニセックスブランドやメンズっぽい着こなしが好き。冬はロングコートが定番スタイルですが、工夫なしに臨むと本当に地味でオジサン風になってしまう。そこで活躍するのが、フォルムや素材感で華やかさを醸してくれる『少しかわいい』ものたちです。春夏の着こなしで考えるところの『肌見せ』的な役割。抜け感として働いてくれるんです」(スタイリスト・兵藤千尋さん)
「やわらかなディテールがパワーをくれるんです」by スタイリスト 川上さやかさん
「黒の着こなしは私のおしゃれの大きな柱。これからも変わらず好きで着たいと思っているけれど、年齢を重ねた昨今、黒は少し自分を『強く見せている』ということも。喜ばしくあるけれど、〝そうじゃない〟という気分の日もあって。そんなときは、黒でもボウタイブラウスやタフタ、透け感のある生地などやわらかなアイテムを投入。気持ちを上げる工夫をしています」(スタイリスト・川上さやかさん)
「ビジネスシーンでもプライベートでも、愛嬌や温もりがあるコーデを意識したい」Theory ビジネスマーケティング 根本久仁子さん
「ビジネスでもプライベートでも、対面する機会が減りました。久しぶりに会える! となったならば、相手がより話しやすくなるような、優しい雰囲気を纏う着こなしを意識します。冬であれば、モヘアやカシミアなどの上質なニットを筆頭に、温もりを感じられる『素材』や『色』をポイントに。大人は知らず知らずにキリッとしがちだから、常に愛嬌を携えておきたいですね」(Theory ビジネスマーケティング・根本久仁子さん)
「女っぽかっこいいが基本。華やぎたいときに『かわいさ』をプラス!」UNITED ARROWS PR 家城麻依子さん
「女っぽくありながら凜としたかっこいい雰囲気のファッションが基本。でも、イベントが増える年末などは、いつもより華やかな要素が欲しくなります。この冬に気になるものを考えたら、思い浮かんだのはフリルやリボンやシャギーといった、ちょっと『かわいい』デザインでした。甘めのアイテムは今のトレンドでもありますから、臆せず取り入れたいと思います」(UNITED ARROWS PR・家城麻依子さん)
●この特集で使用した商品の価格はすべて、税込価格です。
2023年Oggi1月号「冬のセンスいいね! は『大人かわいい』をひとさじ」より
撮影/目黒智子 スタイリスト/兵藤千尋 ヘア&メイク/小松胡桃(ROI) 構成/村上花名
再構成/Oggi.jp編集部