写真も絵画も自由に気ままに
写真家・中川十内と、絵画を中心に様々なコラボレーションを展開するアートユニット・プランクスの初コラボレーション写真展「111の白昼夢」12月1日から東京・西麻布にて開催中。
スケッチをするように撮るフォトグラファーと、スケッチをしないで描くペインター。人々が暮らす都会を彷徨いながら、レンズで無数のスケッチをする中川十内のワンショットワンショットがアートユニットと出 会ったとき、写真と絵は111度の合体を繰り返した。軽やかでファンタスティックな作品たちは、私たちに子どもだったとき以来すっかり忘れていた「物語を空想する」能力を蘇らせてくれる。
▲64/111 彼らはレンタサイクルに乗って連れだつこともある
彼らがTOKYOの街で目撃した111の白昼夢
商業カメラマンとして類いないアートセンスを発揮し、ファッション雑誌の寵児となった写真家・中川十内。多くのメディアで活躍しながら、ライフワークとして都会を彷徨い、好奇心のままにシャッターを押し続けている。
2010年、インドのビハール州で開催された第1回WAF(Wall Art Festival)にオフィシャルカメラマンとして参加。壁画作品やアートワークショップを撮影しながら、村で人々が力強く生きる様に心打たれ、家族の肖像を撮影、新しい境地をひらいた。また、異分野とのコラボレーションワークにも積極的で、実験的な作品も多く発表している。
▲108/111 女の中から一人を選んで引き寄せその服も脱がせた
絵画を中心に様々なコラボレーションを展開するアートユニット・プランクス。まるで無意識下で描かれたかのような、自由奔放な作風の絵画はすでに数千点を超える。彼らの絵には見るものに「物語」を想像させる力があり、多様なジャンルの作り手たちが共創する機会を誘発している。
▲96/111 サタンに恋して
中川十内とプランクスがコラボレーションで作った画像111枚には一枚ずつすべてにキャプションが。プランクスに参加する作家・Margaret boy(マーガレットボーイ)が執筆していき、ひとつながりの小説に仕立てている。
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原画111点は全て販売されます。300部限定で販売されるカタログもお見逃しなく!
【111の白昼夢】
場所:ギャラリー イー・エム 西麻布(入場無料)
住所:東京都港区西麻布4-17-10(日赤通り近く)
期間:2021年12月1日(水)〜12月26日(日)
時間:12:00〜18:00
休館:月曜日・火曜日
TOP画像:111/111 エピローグ