久しぶりの衝動買いは、ふだんは手に取らないピンクのハット
最近は、どちらかというとお買い物欲は控えめだったのですが、いつもはチェックしない百貨店の帽子コーナーを通りすぎた際に、パッと目に飛び込んできたピンクのハットにひと目ぼれしてしまいました。
(ハットって撮るの難しい… いろいろ撮ったあげく出掛けにパチリ。癒やされる手触りです)
流行りのバケットハットよりも、もうちょっとクラシカルな佇まい。もしかしたらおばあちゃんとかシニアの方向けかも…??(汗) と思いタグのブランドを調べてみたら、30代にも寄り添ってくれるブランドで、ホッとしました(これって“デパートあるある”、でもそれも含め偶然の出合いって楽しいものです)。
Pois Eというハンドメイドで帽子を作っているドメスティックのブランドだそうで。帽子を買うのは久しぶりだったのですが、被らなくても部屋の隅にちょこんと置いてあるだけでかわいい。10年近く前に買ったARTS&SCIENCEのフェルトの帽子も、今でもたま~に被ったりするので、“寝かせ”のきくアイテムでもあるような気もしています。
なによりピンクをこんなに求めていたなんて! こんなご時世だからなのか、ワクワクする色を手に取りたいという気持ちが高まってなっているなぁと。皆さんはどうですか?
スタイリスト金子綾さんもピンク、お好きだそうで♡
よく考えると、今までローファーやバッグ、結構ピンクの小物って持ってはいたものの、いまいちどう取り入れてよいものか迷っていた部分もありまして…。
そんな私のマインドを変えてくれたのが、今年携わった、スタイリスト金子綾さんの『黒のおしゃれ』。タイトルどおり、黒を軸にした着こなしについての本で、金子さんならではのおしゃれの視点がふんだんに詰まった一冊です。
“淡いピンクは黒と合わせて着こなすのが好き”という配色についてのくだりが印象的で、金子さんの着こなしルールに触れてからは、「そうか、難しいことを考えず、黒と合わせればいいんだ♪」と気楽に取り入れられるようになった気がします。
余談ですが、この本の表紙を開いた見返し部分は、「チャーミングさが欲しいかも♡」という金子さんのリクエストでピンクなんです。黒を軸にピンクのスカートやコートをさらりと着こなしている金子さん。よく口にしている、「辛口のテイストの人のほうが、こなれて取り入れられる色」というのもうなずけます。
というわけで、休日は、辛口の黒の着こなしに、ピンクの帽子をぽんとのせてお出かけ。
ピンクが与えてくれる高揚感は、やはり格別です!
デスク 堀 由佳
Oggiのファッションページ、カバーなどを担当。貫禄のないアラフォー。隙あらば旅したい人(去年は5ヶ国、今年は… 涙)。ロバート・デ・ニーロが出てそうな映画やドラマが好きです。編集を担当したスタイリスト金子綾さん著書『黒のおしゃれ』を片手に、クローゼットを見直し中。