五十嵐美幸さんってどんな人?
今回ご紹介するのは、東京・渋谷区幡ヶ谷の閑静な住宅街にひっそりと佇む「中国料理 美虎(みゆ)幡ヶ谷本店」オーナーシェフ・五十嵐美幸さん。
「豚の角煮酢豚」や、うま味を閉じ込めるために油揚げで包む「五目油揚げ焼売(シューマイ)」など、オリジナリティーに富んだ“体にやさしい”創作中華が多くの人々を魅了している。
−−中国料理「美虎」オーナーシェフになった理由は?
都内で中華料理店「広味坊」を経営する家に生まれた五十嵐さん。幼い頃から厨房が遊び場だった。
高校卒業を機に、本格的に料理の道へ。病の父に代わって21歳の若さで「広味坊」料理長に就任。その実力を世に知らしめたのは、23年前に出演した伝説の番組『料理の鉄人』。22歳という当時最年少の若さで中華の鉄人・陳建一(チンケンイチ)を追い詰め、一躍人気シェフに。
そして2008年に独立し、自身の店「美虎」をオープン。
五十嵐美幸さんの「7つのルール」
さて、そんな彼女が「いつもしている7つのこと」=「セブンルール」とは…?
■1. 食材を調味料にする
彼女がつくるのは、毎日食べられるような、和を取り入れた創作中華。優しい味を生み出す秘訣は、野菜のペーストなどの食材を調味料にすること。
■2. 中華鍋は使わない
男社会だった中華料理の世界でがむしゃらに王道を進んでいた彼女に、突然、難病が襲った。いまでも後遺症があるため、中華鍋は使わずに自分らしい味を追求。
■3. 新作メニューを作るときはスーパーをぐるぐる回る
オンライン料理教室も開き、日々新しいレシピの創作に追われている彼女。新作メニューをつくるときは、スーパーを回りながら模索するのがお決まり。
■4. 営業前に子どもにスケジュールを必ず伝える
5歳の息子との時間を少しでも長くとるために、昨年、自宅の1階にお店を移転。営業前には、必ずその日1日のスケジュールを伝えるようにしているそう。
■5. 子どもと遊ぶときは全力で
多忙な日々を過ごす彼女にとって、家族での外出は何より大切な時間。そのため、子どもと遊ぶときは、思いっきり遊ぶのがルール。
■6. 夫のすべてを信頼する
夫のことは、自分の人生を捧げてもいいくらい信頼しているという彼女。真っ先に試作品の味見をお願いするのも、夫なのだとか。
■7. 美味しさ以上に思い出を
美味しさ以上に思い出を大切にするのが彼女のポリシー。時間や手間がどれだけかかっても、食べたときの思い出が心に刻まれる料理をつくり続けていきたいという。
* * *
次回の「7ルール」の放送は、12月1日(火)よる11時00分~。主人公は、発明主婦の顔をもつ看護師・村田詩子(むらた・うたこ)さん。
Oggi.jpでは、番組を振り返りながら仕事をする女性たちへのヒントを見つけていきます! ぜひチェックしてみてくださいね♡