衣類の保管に自信ある? 誤った保管方法とは?
◆6割以上が衣類の保管方法に自信が無い
まず、「衣替えの際に適した保管方法が出来ていると自信があるか」を聞いてみると、47.8%が「あまり自信が無い」、18.9%が「全く自信が無い」と回答。6割以上が衣類の保管方法に自信が無いことがわかりました。
◆「シミ・黄ばみ」「虫食い」などが発生したことある?
次に、「長期収納している間に、お気に入りの衣類に『シミ・黄ばみ』『虫食い』『色あせ』『カビ』が発生して着られなくなった経験はあるか」を質問したところ、77.4%が「ある」と回答。
個別の選択肢では、「シミ・黄ばみ」(54.6%)が最も多く、「虫食い」(31.7%)、「色あせ」(25.7%)が続きました。「シミ・黄ばみ」が発生して着られなくなった人が多いようです。
◆76.3%が何らかの誤った衣類の保管方法を行なっている
最後に、誤った衣類の保管方法の選択肢を提示し、あてはまるものすべてを答えてもらうと…?
「ひとつもあてはまらない」と回答した人は23.7%で、76.3%が何らかの誤った衣類の保管方法を行なっていることが判明。
そのなかでも、「衣類をぎゅうぎゅうに詰めて保管」(32.8%)が最多回答に。その後、「クリーニングカバーをつけたまま保管」(26.4%)、「洗濯やクリーニングをせずに半年以上保管」(25.5%)が続く結果になりました。
◆衣類保管チェックリスト
お気に入りの服にいつの間にかシミや黄ばみが…… という悲しいことにならないために、正しく衣類を保管することが大切! 正しい保管方法が出来ているか、チェックしましょう。
【やってはいけない衣類保管と正しい保管方法】
1. 1回以上着用し、洗濯やクリーニングをせずに半年以上保管している衣類がある
<正しい保管方法>
衣類の汚れは衣類害虫やカビの発生源になります。そこで、衣替えで衣類を収納する時は、「必ず汚れを落としてから収納すること」が大切。
2. クリーニングカバーをつけたまま保管している衣類がある
<正しい保管方法>
クリーニング店から洋服の返却の際に、コートやジャケットにかかっているフィルムカバーは、通気性が悪く、スチームアイロンの湿気を含んでいる場合もあり、カビなどの原因になります。溶剤が落ちていないと、生地の変色や劣化の原因にもなります。カバーを外し、陰干しして衣類を乾燥させてからしまいましょう。
3. クローゼットや収納ケースに衣類をぎゅうぎゅうに詰めて保管している
<正しい保管方法>
ぎゅうぎゅうに詰めの中では、防虫成分は行き渡りにくく、効果も落ちてしまいます。衣類の量は8割程度にしてすき間を作り、防虫成分が行きわたりやすくしましょう。
4. 衣類を保管しているスペースの掃除を1年以上行っていない
<正しい保管方法>
クローゼット等の収納スペースにホコリがたまると、害虫が発生しやすくなり、衣類への虫食いのリスクが高まります。きちんと掃除して清潔にしてから、大切な衣類をしまいましょう。
5. 防虫剤は衣類の間にはさんだり、下の方に入れている
<正しい保管方法>
防虫剤の成分は空気より重いため、上から下に広がります。よって設置場所もなるべく上に置くようにしましょう。
6. 蛍光灯の光や日光の紫外線があたる場所で保管している
<正しい保管方法>
生地が劣化したり、変色する恐れがあるため、光の当たらない場所で保管しましょう。オープン収納の場合はカバータイプの防虫剤を使用しましょう。
お気に入りの洋服は、いつまでも着続けたいもの。そのためにも、正しい保管を!
情報提供/エステー株式会社
【調査概要】
調査主体:エステー株式会社
調査期間:2020年9月1日〜9月4日
調査対象:20歳〜59歳の男女603人(男性242人、女性361人)
調査方法:インターネットによるアンケート
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