コートひとつで、かっこいいお姉さんを目指して
これからおよそ4か月。長く続く、寒い季節。コーディネートの完成度を左右するのは、間違いなく、アウターです! トレンドのバランス感も、私たちの気分も、これまでとは明らかに変わってきたこの冬、「今っぽさ」に直結するアウターの更新は、絶対に必要。
働くシーンに欠かせないウールコートはどこが変わった? 防寒力が頼りのダウンコートの大人の着こなしは? 休日に着たいカラーコートはどう選ぶ? そして、長くなったボトムとコートのバランスは? 現在発売中のOggi12月号では、計46ページに渡り、働く私たちの今年のアウターについて、厳選かつ深掘りしてお伝えしています。
今回はその特集の中から、少しだけ中身を紹介します! 今年はどんなアウターを着ますか?
◆Vネックノーカラーコートを選ぶ?
こんな方へ…
✔︎ニュアンスカラーのワントーン配色がしっくりくる。
✔︎そぎ落としたシンプルが好き、でも堅苦しさは避けたい。
✔︎通勤であか抜けるコートが欲しいと思っている。
着流しシルエットと色味で引き出す、肩の力の抜けたかっこよさ
シンプルなアウターに賞味期限はないとあぐらをかくのはNG。今年のアウターのトレンドはリラックス感がキーワード。ショルダーの位置や丈など細部を更新する視点が必要に。通勤スタイルにこなれ感を求めるのであれば、襟のないシャープなVネックが最適! ともすると地味になってしまいがちな通勤服のアウターこそ、ダークカラーを避けてみる。オイスターカラーのようなニュアンスのあるオフホワイトを選べば、着こなしに自然と深みが加わる。
コート[共布ベルト付き]¥64,000(ユナイテッドアローズ 丸の内店〈ユナイテッドアローズ〉) ニット¥43,000(ドゥロワー 六本木店〈ドゥロワー〉) 〝ウィム ガゼット〟のパンツ¥26,000
◆ベルベットガウンコートを選ぶ?
こんな方へ…
✔︎好みはフェミニン寄り。でもかっこいい着こなしにも憧れている。
✔︎最近、買い足したアイテムはスカート。
✔︎シフォンやモヘアなど、やわらかい素材が好き。
✔︎秋のはじめはトレンチコートを着ていた。
ブラウンとの合わせで、ベージュが一気に今年顔に!
丈がより長めへと更新された今シーズンのコート。ベージュならロング丈でも迫力が出すぎず、レディだけどかっこいい、という絶妙な着地が叶う。肌触りのよいカシミア混なのもうれしい。前をキュッと共布ベルトで結ぶとより女性らしい表情へ。ブラウン系の着こなしにはおれば、旬度がさらに高まる。
コート[共布ベルト付き]¥90,000(martinique Le Conteルミネ有楽町店〈martinique〉) ニット¥29,000(HAUNT代官山/GUEST LIST〈HAUNT〉) スカート[11月中旬発売]¥26,000(FRAY I.D ルミネ新宿2店〈FRAY I.D〉) バッグ¥36,000(ジャーナル スタンダード レサージュ 青山店〈レスピロ〉) 靴¥125,000(オデット エ オディール ルミネ有楽町店〈サルトル〉) ベルト¥27,000(ebure〈MAISON BOINET〉) ピアス¥24,000(デミルクス ビームス 新宿〈ファリス〉) 時計¥30,000(H.P.FRANCE〈INDUNA〉) リング[人さし指]¥12,000(アマン〈アンセム フォー ザ センセズ〉) リング[中指]¥182,000(ハルミ ショールーム〈オー〉)
◆チェック柄ステンカラーコートを選ぶ?
こんな方へ…
✔︎モノトーンの着こなしが好き。上下ブラックを選ぶ日も。
✔︎ローファーや、チェック柄などトラッドなものにひかれる。
✔︎小物やアクセサリーはひとさじのモードが香るものをチョイス。
さりげなく色を差したチェック柄が今年の狙い目!
ステンカラーコートというかっちりとした定番アウターを、ラグランスリーブとゆったりとしたサイジングで今っぽくアップデート。トライしやすい細かめのチェック柄は、メンズライクな着こなしが好きな人にフィット。差し色として入った赤と青が絶妙な盛り上げ役として活躍してくれる。黒の上下に合わせて、ストイックに着こなせば、切れ味が加わり柄も引き立つので失敗なし。あえてスカートに合わせてギャップを楽しむのもおしゃれ。
コート¥80,000(Shinzone ルミネ有楽町〈THE SHINZONE〉) アンサンブルニット¥14,500(ノーク〈ノーク〉) パンツ¥29,000(ドローイング ナンバーズ 南青山店〈ドローイング ナンバーズ〉) バッグ¥62,000(プレッド PR〈ミチノ〉) ベルト¥9,000(フラッパーズ〈LEFIJE〉) ネックレス¥148,000(ハルミ ショールーム〈オー〉)
■まだまだ今旬アウターを紹介していますよ! 続きはOggi12月号をご覧ください!
Oggi12月号「コートと5人の女。」より
撮影/水野美隆(zecca) スタイリスト/兵藤千尋 ヘア&メイク/木部明美(PEACE MONKEY/朝比奈・飯豊分)、笹本恭平(ilumini./泉分) モデル/泉 里香・朝比奈 彩・飯豊まりえ(Oggi専属) 構成/堀 由佳
再構成/Oggi.jp編集部
コートから見えるボトムの長さにも注目
ボトムが丈長く、ボリューミィになった今年の秋冬。冬アウターを重ねたときに、裾はどれくらいなら見えてもいいの?
Oggi12月号では、身長160cmのスタイリスト 兵藤千尋さんが自ら実証してコートとボトムの合わせ方を紹介しています。
◆Aラインコートの場合
今年主流のロングコートは、幅広いボトムを受け止めてくれる点も優秀! ただし短めスカートだと、せっかくのコートの今っぽさが半減してしまいます。
着回したのは… コート[共布ベルト付き]¥68,000(TOMORROWLAND〈TOMORROWLAND〉)
NG!
コートから見えるボトムの長さ -18cm
薄手素材のひざ丈だと、量感のあるコートに対してボリューム不足。下半身がスカスカしてなんだかちぐはぐ…
この冬悩みがちなのは「スカートがコートより長くてもいいのか」問題。逆に、スカートがコートより完全に短ければ問題ないように思えるけれど…。
「いえ、それはそれで注意が必要なんです」とスタイリスト兵藤さん(以下同)。「たとえばひざ丈のレーススカート。冬も人気のアイテムですが、素材の薄さと、長くはないスカート丈がコートのボリュームに負けてしまい、全体が不安定で心もとない印象に…。丈をもう少し長くするか、やや地厚素材のほうが、このコートが今っぽく映えますね」
コート[共布ベルト付き]¥68,000(TOMORROWLAND〈TOMORROWLAND〉) ニット¥28,000(ドローイング ナンバーズ 南青山店〈ドローイング ナンバーズ〉) バッグ¥36,000(アルアバイル〈セルプイ〉)イヤリング¥2,000(ジューシーロック〈JUICY ROCK Original〉) スカート・靴/スタイリスト私物
VERY GOOD!
コートから見えるボトムの長さ 23cm
トレンドの組み合わせ、長めコート×ワイドパンツはショートブーツで。足元を重く&マニッシュに固めるとさらにおしゃれ
「ダイナミックなシルエットに目が慣れた今、〝長い×重い〟は全然ありです。ワイドパンツは濃色のセンタープレス入りを選ぶとまとまりやすいですね。華奢なパンプスよりも、チャンキーヒールやショートブーツで辛口モードを意識して」(兵藤さん)
コート[共布ベルト付き]¥68,000(TOMORROWLAND〈TOMORROWLAND〉) パンツ¥34,000(ルスティック ショールーム〈ルスティック〉) ブラウス[キャミソール付き]¥8,800(ミラ オーウェン ルミネ新宿2店〈ミラ オーウェン〉) バッグ¥45,000(アー・ペー・セー カスタマーサービス〈アー・ペー・セー〉) 靴¥40,000(エストネーション〈チェンバー〉) ピアス¥48,000(エスケーパーズ〈GALA IS LOVE〉) リング¥88,000(ショールーム セッション〈Hirotaka〉)
VERY GOOD!
コートから見えるボトムの長さ 16.5cm
マキシ丈でもサラサラ素材ならコートより長くてもOK! コートに沿って流れるようなAラインが◎
「同じマキシでも、たなびかないような地厚素材だと重すぎて、このコートには不向きかも。この冬はサテンなど薄手でツヤ感のあるマキシが多く出ています。さらりと揺れる裾と、ウールのロングコートとの素材感のコントラストは文句なし! ぜひお試しを」(兵藤さん)
コート[共布ベルト付き]¥68,000(TOMORROWLAND〈TOMORROWLAND〉) スカート¥18,000(ジャーナル スタンダード レサージュ 青山店〈ジャーナル スタンダード レサージュ〉) ニット¥19,000(ヴェルメイユ パー イエナ 日本橋店〈ヴェルメイユ パー イエナ〉) バッグ¥56,000(ウィム ガゼット 丸の内店〈マルコ マージ〉) 靴¥9,800(エミ ニュウマン新宿店〈PUMA〉) イヤリング¥4,200(ジューシーロック〈JUICY ROCK Original〉)
■この他にも、ハーフ丈ボクシーコートや、ミディ丈コクーンコート×ボトムの合わせ方のポイントも紹介中。続きは、現在発売中のOggi12月号にてご覧ください!
Oggi12月号「『コートから見えるボトムの長さ問題』研究します!」より
撮影/石川純平 スタイリスト/兵藤千尋 ヘア&メイク/室橋佑紀(ROI) 構成/三尋木奈保
再構成/Oggi.jp編集部
※この記事で紹介した商品の価格は全て本体(税抜)価格です。