長め丈ジャケット×タイトスカートをバランス良く着こなして
スタイリスト高橋裕美です。スーツの細かな魅力をお伝えしていく連載。今回着こなしているのは、みなさんと同じ働く女性であるOggi.jp’sの武田奈津美さん(身長167cm)です。
【バナナ・リパブリック3】
今回ご紹介するのはバナナ・リパブリックのスカートスーツ。グレーのテーラードジャケットと、膝丈タイトスカートの組み合わせ。
バナナ・リパブリックのスーツはデザインがベーシックなのですが、素材に特徴的なものが多く、着やすさと快適さを兼ね備えているものが豊富なんです。このスーツもジャージ素材のストレッチを活かしていて、タイトなシルエットなのにすごく動きやすい! その動きやすさが確約されているので、安心して自分にピッタリなサイズを選ぶことができるのです。
少し長めの丈のジャケットとタイトスカートの組み合わせでキチンと感がすんなり成立。ジャケットの前を開けて着れば、全体のシルエットがIラインとなり、スッキリとバランスアップ効果も。タイトスカートに合わせるジャケット丈は、短めのものを選べばフェミニン、ながめのものを選べばマニッシュにと、テイストが変わって見えるのです。自分に似合うバランス、テイストを見つけて、ベーシックなスーツを着こなせるようになると、スーツ選びにも自信がつきますよね。
▲ジャケット¥19,445・スカート¥9,167・カットソー¥4,538以上すべて、(バナナ・リパブリック)、靴¥15,500(ダイアナ 銀座本店〈ダイアナ〉)
◆インナーとのバランスが長め丈ジャケット攻略の鍵
ジャージ素材のスーツは体のラインをうまく整えてくれます。ジャケットのボタンを閉めたときにも、ちょうどいいフィット感があるので、着丈の長いジャケットがもたついて見えることもないでしょう。
長め丈のジャケットが徐々にトレンドにもなってきているのですが、スカートとの合わせが難しく感じる方も多いのかなと思います。その攻略法としてはやはり、インナーとのバランス。インナーに首が詰まっているものを合わせることで、コーディネートの重心がセンターにキュッとまとまるので、テーラードジャケットとタイトスカートとのバランスが取りやすいのでは。
◆タイトスカートも安心して着こなせる気配り上手なデザイン
スカートのパッチポケットが腰回りをうまくカバーしてくれるのもうれしい。
タイトスカートはシルエットがコンパクトなだけに、見せたくないところまで強調してしまうことも多いのですが、安心感のあるジャージ素材と細かなデザインの気配りのおかげで、タイトスカートを履くのももう怖くなくなると思いますよ!
バナナ・リパブリックのバリエーション豊かな素材は、スーツを選ぶときの楽しさを教えてくれて、毎シーズン、どんなスーツが出てくるのかな、と期待度が高まりますよね。
バナナ・リパブリックのスーツはいかがでしたか? 次回は別のブランドのスーツをご紹介します。どうぞお楽しみに!!
◆Oggi.jp’s 武田さんの感想は?
「今回、着たスーツの中でいちばん欲しい!と感じました。パッと見た感じの印象はかっちりしていて細身タイトスカートだけれども、実はジャージ素材なのでものすごく楽チン♡ な着心地なんですよ。これは優秀! 合わせるインナーで辛口にもフェニミニンにも着回せそうなグレーの色合いもいいすね」
着心地度:★★★
買いたい度:★★★
撮影/田中麻以 スタイリング・文/高橋裕美 モデル/武田奈津美
スタイリスト 高橋裕美
Oggi、Domani、での活動を経て、現在は各女性誌、ゴルフ雑誌、TV、広告で活躍。 大人のカジュアルスタイルが得意で、トレンドをひとさじ加えた、ほんのりスパイシーなコーディネートに定評あり。趣味のゴルフではプレイはもちろん、仲間とドレスコードを決めるなど、ゴルフファッションの楽しみ方も追求。 毎年行くハワイ旅行でハイコスパアイテムを見つけることが得意になり、最近ハマっているのは日帰りで行く、弾丸食い倒れツアー。 Instagram:@styyumitakahashi