繊細なラインが描くエッジィな女らしさ【Hirotaka ヒロタカ】
意志の強い直線も、フェミニンな曲線も、どちらも併せ持つのが洗練された大人の女性。今の時代の生き方を象徴するように、美しいラインを紡ぐジュエリーたちが、デイリーな着こなしを、さりげなく華やかに傾けてくれる。
ピアス
フェースラインに寄り添うカーヴィなピアスが日常を小粋に彩ってくれる
アシメトリーにつけられる片耳のイヤージュエリーがそろうのもブランドの特徴。ボウ(弓)やアロー(矢)などがモチーフになったピアスはつけただけでモードな香りがほんのり漂う。
右から/ピアス[片耳/10KYG×Dia.]¥41,000・ピアス[片耳/10KYG×アコヤパール]¥46,000・ピアス[両耳/10KYG×オニキス]¥68,000・ピアス[片耳/10KYG]¥34,000・ピアス[両耳/10KYG]¥68,000(ショールーム セッション〈Hirotaka〉)
Hirotakaデザイナーメッセージ
「2010年3月のNY、冷たい雨が降る朝の2時ごろからスーツケースをひとつ抱えて、ヘンリ・ベンデルのオープンバイヤーズデーの列に7時間以上並んでいました。『どうにかNYで認めてもらいたい』という強い気持ちが、ブランドの第一歩でした。
熱帯雨林や深海で、さまざまな動植物が不思議な進化を遂げていろいろな生き方をしているように、私たちが生きるヒントを得られたら面白い――。そんなことを考えながらデザインをしています。
ジュエリーとは、考え方・生き方・スタイルなど、無形で抽象度の高いことと深く結びついていると、私は考えます。日本の美的感覚である〝完全に引き算を終わらせること〟を意識していて、それがミニマルでエッジが効いていることに繫がっているのではないでしょうか。
日常のひとときが特別であるように、つける人のスタイルやパーソナリティが隠れてしまわないように、そんなことを常に念頭に置いています」
Hirotaka Inoue
IT企業に就職し4年後、突然渡仏。パリにて小さいころからの夢だった宝飾の世界へと方向転換。帰国後、日本の大手宝飾企業の商品企画を経て2007年に独立、2010年NYにてデビュー。2015年より日本に逆輸入の形で展開開始。
2018年Oggi1月号「このモードっぽさ、とにかくツボです! 日本発【Hirotaka】【MARIHA】【oeau】【hum】」より。
撮影/西原秀岳(TENT・静物) スタイリスト/縄田恵里 撮影協力/UTUWA 構成/佐々木陽子
再構成:Oggi.jp編集部