スタイリスト高橋リタさんが、理想の「グッドガール」な着こなしが叶う12のメソッドを、毎月ひもといていて紹介していく連載企画。今回は日本の新進ブランドが作る名品をご紹介。
【日本ブランドの名品|Masterpiece of Made in Japan】
日本ブランドの名品:日本人デザイナーによる国内生産を基本とし、ていねいなモノづくりの姿勢が共感を呼んでいる。こだわり抜いた定番のデザインながら時代に合わせて常に進化しているので、ベーシックなアイテムだけど今の気分がしっかり投影されているのが秀逸。
「今回のテーマは、日本発、ドメスティックなブランドの名品について。冬の着こなしにもちょっと飽きてくるこの時期に活躍するのが、どんなときでも店頭にあるパーマネントアイテム。シーズンのはじめは、トレンドのものなどに積極的にトライしたいけれども、終盤となるとやっぱり頼れるのは定番の名品だと思うのです。
中でもドメスティックブランドは、実はそういったアイテムの宝庫。日本人の体型や好みを知りつくしたデザイナーが、メイドインジャパンにこだわり、上質かつていねいなモノづくりをしているので、定番のオリジナル商品にはその魅力が凝縮されています。たとえば今回ピックアップしたニットやパーカ、ロングスカートなどは、ベーシックでありながらも、シルエットや素材、色などで旬の気分を取り入れるバランス加減が絶妙。
そういった名品といえるものは、アイテム自体はベーシックなので、モードなアイテムやトレンドアイテムと合わせるとより今の気分を後押ししてくれ、逆にワードローブの中のド定番のものと合わせると、名品がもつ旬の気分が際立つ…。どんなものをも受け止めてくれる包容力の豊かさを実感できます。
手持ちのベーシックなワードローブに加えるだけで、すっとなじみながらも、新鮮な気持ちで着こなすことができる! ドメスティックブランドの名品を効果的に活用して、シーズン後半の着こなしのマンネリを打破してください」(高橋リタさん)
【エイトン】のパーカ
メンズからも大人気のユニセックスなパーカは旬シルエットとミニマルな黒を選ぶのが今の気分
コーデ詳細:パーカーはシルエットと黒が決め手
【eburu】のカシミアニット
旬のシルエットと色味にこだわった上質なカシミアニットで定番デニムをアップデート
コーデ詳細:上質カシミアニット×デニムでグッドガールに
【イレーヴ】のロングスカート
トレンドのロングスカートはモードをほんの少し意識させるプリーツを選ぶことで今どきのグッドガールに
コーデ詳細:「モードをひとさじ」のプリーツでロングスカートを着こなし!
Ogg2月号「髙橋リタ 12 Rules to be a GOOD GIRLL!」より
撮影/生田昌士(hannah/モデル)、佐藤 彩(本) スタイリスト/髙橋リタ、来住昌美(本) ヘア&メイク/笹本恭平(ilumini.) モデル/矢野未希子(本誌専属) デザイン/髙橋桂子 構成/矢野絵梨佳(HATSU)
再構成/Oggi.jp編集部