いくら忙しいからって…そんな汗クサスーツで仕事したら、ダメウーマンじゃない!?
梅雨の時期がやってきました。気象庁によると、今年は日本列島が高気圧に覆われる日が多くなるため、梅雨の時期から気温が上がりやすく、夏は全国的に厳しい暑さになるそう!
この季節で気になるのは、やっぱり「汗」。特にお仕事に欠かせないスーツが汗でびっしょりになるかと思うと、替えを何着か持っていても気が休まりません。ママなでしこさんは、お子さんの制服も気になるところ。
汗の汚れは、皮脂やホコリと混じって時間がたつと悪臭を放ち、なかなか落ちにくくなります。対策としては早いタイミングで水洗いをするのが良いのですが、スーツや制服を家で洗うのは「難しい」「失敗が怖い」と思われる人が多いようす。
ライオン株式会社が、30才~59才の女性100人にインターネット調査をしたところ、約半数が1か月以上洗わずにスーツもしくは制服着用していることが明らかに! 特にスーツと制服、いずれも3か月以上洗わない比率が約30%もいることが分かりました。
忙しくてクリーニングに出すヒマもないのは分かるけど…汗くさいスーツを着て仕事なんて、ダメウーマンじゃない!?
お洗濯マイスターに聞く! スーツや制服を家洗いするときの正しい方法
「洗濯表示を確認して洗濯機のコースや洗剤を選べば、意外と多くのものが家洗いできるんですよ」と、ライオンお洗濯マイスターの大貫 和泉さん。スーツが家洗いできたらとっても嬉しいですよね♡ 今回は大貫さんに、家庭でできる、スーツや制服を家洗いのコツを教えてもらいました!
■まずは、スーツや制服の洗濯表示を確認!
洗濯表示を確認して、上のようなマークがあるものは家洗いできます。洗濯機をドライ・手洗いコースなどの弱水流コースにセットし、「おしゃれ着用洗剤」で洗いましょう。ドライ・手洗いコースは、型くずれや縮みの原因となるもみ洗いをしないので、大事なお洋服もそっと洗うことができます。また、おしゃれ着用洗剤は、弱い水流でも汚れやニオイを落とすように設計された洗剤で、 通常の汚れを落とす働きに加えて、衣類ケアもできる洗剤です。
「スーツや制服をお洗濯する際にオススメの洗剤が『アクロン』。テカリを防いで、型くずれなどのダメージケアもできます。すでに発生してしまったテカリもお洗濯することで目立ちにくくなりますよ!」(お洗濯マイスター・大貫さん)
■洗い方・干し方のポイント
上着はボタンをはずした状態で内側に二つ折りに。洗濯ネットのサイズに合わせてたたんだ状態を保つことで、伸び・ヨレ・縮み・型くずれ等を防ぎます。
ズボンやスカートはファスナーを閉じて、それぞれ別の洗濯ネットに入れます。洗濯ネットが浮かないよう、洗濯液にしっかり沈めましょう!
脱水後は、脱水じわを防ぐために、すぐ洗濯機から取り出しましょう! 干すときはスカートのプリーツを引っ張ってシワをのばす「指アイロン」が効果ばつぐんです。
干す時には、タオルを上手につかって型くずれを防ぎ、洗濯じわを伸ばす「お助けタオル」が活躍します(写真右)。ハンガーの肩部にタオルを巻きつけて、襟口にタオルを丸めて詰め、重しがわりにしてシワを伸ばします。立体的に干すことができるので、形も整いますよ。
ズボンやスカートは、筒干しにしましょう(写真左)。布の重なりが多いこともあるので、裏返して干すのがオススメ。
■梅雨時の洗濯には便利グッズを上手に活用
自室のエアコンに引っ掛けるだけで、エアコンの風を利用して乾燥させることができるという「エアコンハンガー」という便利グッズも発売されています。外干しがなかなかできない梅雨の時期のお助けアイテムですね。便利グッズも合わせて活用することで、家洗いがより快適になりますよ!
これからやって来る梅雨も猛暑も、家で洗った〝洗い立て〟のスーツで乗り切って行きましょう♡
(文/サワダユキコ)
※画像提供:ライオン株式会社
初出:しごとなでしこ