働いている自分は好きだし、仕事するシーンでのファッションも好き。じゃあ、スーツはどう? 今もっている、無難なだけのスーツで、働くモチベーションは上がりますか?
きっと新しいスーツが、あなたの通勤スタイルをもっとスマートにしてくれる、そんな気持ちで、久々のスーツ特集、お届けします!
▶【ノーカラー/変わり素材/おしゃれブランド】編
- 1 BRAND NEW SUIT4 セレクトSHOPのオリジナルスーツは、きちんと感と今っぽさがGOODバランス
- 2 UNITED ARROWS【ユナイテッドアローズ】
- 3 TOMORROWLAND【トゥモローランド】
- 4 Drawer【ドゥロワー】
- 5 ESTNATION【エストネーション】
- 6 BARNEYS NEW YORK【バーニーズ ニューヨーク】
- 7 BRAND NEW SUIT5 進化してます! スーツ専門店のさすがの一着
- 8 SUIT SELECT【スーツセレクト】
- 9 ONLY【オンリー】
- 10 THE SUIT COMPANY【ザ・スーツカンパニー】
- 11 AOYAMA【洋服の青山】
- 12 BRAND NEW SUIT6 大人になったからこそ着られる! 憧れブランドの格上げスーツ
- 13 MAXMARA【マックスマーラ】
- 14 EMPORIO ARMANI【エンポリオ アルマーニ】
BRAND NEW SUIT4
セレクトSHOPのオリジナルスーツは、きちんと感と今っぽさがGOODバランス
折り目正しく真面目なだけじゃ成り立たなくなってくるのがDomani世代のスーツ。差別化を狙いつつ、王道ははずさない。そんなスーツは信頼のセレクトSHOPで見つかる!
UNITED ARROWS【ユナイテッドアローズ】
ラペルの細さやそで丈など、限りなくコンパクトにつくられたショートジャケットに、ボリューム感のあるシルエットのハイウエストパンツを合わせるという提案。ともすれば野暮ったく見えがちなライトネイビーのスーツも、大人の余裕をまとう。
▲Tシャツやブラウスではなく、あえてポロシャツを合わせてカジュアル感を演出。ボトムのシルエットを活かすなら、足元は高めヒールのパンプスが正解。ジャケット¥36,000・パンツ¥23,000(ユナイテッドアローズ六本木ヒルズ店〈ユナイテッドアローズ〉) ポロシャツ¥19,000(アルアバイル〈スローン〉) 時計¥24,000(ダニエル・ウェリントン 原宿〈ダニエル・ウェリントン〉) ピアス¥38,000(ココシュニック) バッグ¥68,000(ドレステリア 京都店〈セリーヌ レフェビューレ〉) 靴¥29,000(ファビオ ルスコーニ六本木店〈ファビオ ルスコーニ〉)
(写真左)かなり細身かつゴージ(襟の刻み)も低いラペルは、主張が少なく女らしい表情に。
(写真右)麻混ウールのもつ、独特のドライな生地感が、これからの季節にピッタリ。
TOMORROWLAND【トゥモローランド】
ベーシックなスーツ以外にも、トレンドディテールを取り入れた新作スーツが豊富。見た目だけでなく、着心地にもこだわりが強く、ストレッチ性を重視した生地選びや、パンツのシルエットの美しさも大きな魅力で、大人に優しいスーツ。
▲印象をやわらかく見せるベージュのスーツは、この春ぜひチャレンジしてほしいアイテム。インにはブラックなどの締め色を選べば膨張見えは回避。〝トゥモローランド コレクション〟のジャケット¥40,000・パンツ¥21,000・〝オー・エー・ディー・ニューヨーク〟のバッグ¥69,000(TOMORROWLAND) ブラウス¥26,000(サザビーリーグ〈エキップモン〉) スカーフ¥7,800(フラッパーズ〈マニプリ〉) 靴¥15,000(SANYO SHOKAI〈マッキントッシュ フィロソフィー〉)
(写真左)ラペルやポケットなど、全体に太めのステッチが施され、表情豊か。
(写真中)パンツのウエストはゴム入りのギャザーに。ヒップまわりもすっきり。
(写真右)伸縮性に優れたナイロン混ウール素材。長時間でも着崩れしにくい。
Drawer【ドゥロワー】
黒やグレー、ネイビー以外のスーツは敷居が高いけれど、ダークなグリーンなら上品かつ大人の洗練された印象に。さらに、ラペルやポケットに施されたハンドステッチなど、繊細な手仕事もまた、スーツ選びの大切な要素。
▲繊細な糸を使っているので非常に軽く、着ていて肩が凝らないのも魅力。カラーが大胆なら、プレーンなシャツ合わせでも断然おしゃれに決まる。スカートはウエスト位置高めのクラシカルなシルエット。ヒール合わせでレディに、がいちばんサマになる。〝ドゥロワー〟のジャケット¥120,000・スカート¥75,000・〝ジャンヴィト・ロッシ〟の靴¥76,000(ドゥロワー 丸の内店) シャツ¥19,000(カトルナフ 代官山店〈カトルナフ〉)
(写真左)レディススーツにはめずらしいピークドラペルが、シャープな印象を与える。
(写真中)スカートには大きなインバーテッドプリーツが主張。
(写真右)やわらかい肌触りの生地は、有名な「ドーメル社」のモヘア混ウールを使用。
ESTNATION【エストネーション】
コンサバに見えがちなスカートスーツも、スリットのデザインが利いているシャープなスカートと美しいVラインのジャケットなら、ほのかにトレンド感をまとって。着丈長めのジャケットの後ろ身ごろには程よいフレア感が施され、後ろ姿も美しく。
▲淡いグレーをクリーンな白インナー合わせで着こなせば、相手を選ばない好印象なスーツスタイルに。シンプルになりすぎないように、スカーフでワンポイントの華やかさをオンして。〝エストネーション〟のジャケット¥34,000・スカート¥18,000・〝ポティオール〟のバッグ¥45,000(エストネーション) カットソー¥11,000(スリードッツ青山店〈スリードッツ〉) スカーフ¥7,800(アングローバルショップ 表参道〈マニプリ〉)
(写真左)フロントに施されたスリットがアシメトリーなスカートの表情を演出。
(写真右)ストレッチ性のあるポリウレタンを混紡した生地を使用。シワになりにくく、夏でもドライ。
BARNEYS NEW YORK【バーニーズ ニューヨーク】
スーツを得意とする日本人デザイナーに特注した、日本人の体を最も美しく見せることを追求した一着は、細かいところにこだわりが。太めのラペル、立体的なパターン、上質な素材など、王道スーツの質のよさを体感できる。銀座店では3/3〜3/26までオーダー会も実施。
▲いいスーツの魅力は、着たときに本当にわかるもの。ジャケット同様、パンツも、ヒップから脚へのラインの美しさ、絶妙なストレッチ、ストレートのシルエットなど、こだわりが凝縮。シンプルな合わせでもサマになる。〝キヨミ サイトウ バーニーズ ニューヨーク〟のジャケット¥59,000・パンツ¥33,000・〝キンロック〟のスカーフ¥29,000・〝フォンタナ ミラノ 1915〟のバッグ¥220,000(バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンター) ニット¥16,000(アバハウス ドゥヴィネット マロニエゲート銀座1店〈アバハウス ドゥヴィネット〉) 時計¥37,000(Amazon Fashion〈オリエント〉) 靴¥39,000(フラッパーズ〈ネブローニ〉)
(写真左)立体的なパターンによって、ウエストが美しくシェイプ。リピーターが多い秘密はここ。
(写真右)イタリアの「レダ社」製生地。織りのストライプには、さりげない華やかさが宿る。
BRAND NEW SUIT5
進化してます! スーツ専門店のさすがの一着
高いコストパフォーマンスと安定感で「頼りきり」との声も多いスーツ専門店。量販だからと侮るなかれ、時代に合わせて進化したスーツがズラリ!
SUIT SELECT【スーツセレクト】
「スキニースーツ」と名付けられた、抜群の伸縮性をもつコンパクトで美シルエットな一着。小さいラペルや股上浅めのパンツなど、ひとつひとつに技術が凝縮。
▲インに合わせるシャツもコンパクトな襟のタイプを選んで。ジャケット¥18,000・パンツ¥9,000(SUIT SELECT恵比寿店〈SUIT SELECT〉) シャツ¥18,000(mimi&roger) スカーフ¥7,800(フラッパーズ〈マニプリ〉) 時計¥17,000(ダニエル・ウェリントン 原宿〈ダニエル・ウェリントン〉) バッグ¥37,000(ショールーム セッション〈ポティオール〉)
(写真左)ウエストがかなりシェイプされているのでスタイルよく。着心地も抜群。
(写真右)コンパクトシルエットを実現させるのは、高いストレッチ性をもつ生地。程よい光沢感で高見え。
ONLY【オンリー】
スーツを頻繁に着る場合、気になるのはお手入れ。でも安心して。今は美しいシルエットのスーツが簡単にホームウォッシュできる時代。高機能素材なので、型くずれも心配なし。
▲今シーズンからジャケットのポケットを、スマホ対応で13センチにするなど、ユーザビリティの追求は専門店ならでは。ジャケット¥19,000・スカート¥8,000(ONLY 日比谷店〈ONLY〉) ニット¥29,000(カトルナフ 代官山店〈カトルナフ〉) ピアス¥34,000(ヴァンドームヤマダ〈ケンゴ クマ プラス マユ〉) バッグ¥26,800(ショールーム セッション〈ヤーキ〉)
(写真左)ウエストシェイプと高いストレッチ性によって美ラインに。
(写真右)ウール100%のような軽さとやわらかさをもつ、ドイツの高機能素材「トレビラパフォーム」を使用。
THE SUIT COMPANY【ザ・スーツカンパニー】
定番が多いと思われがちな専門店にもワイドパンツのセットなど、バリエーションが増加。3面体切り替えの身ごろとウエストダーツによる立体的なジャケットも美しい。
▲ワイドパンツのスーツを野暮ったく見せないためには、合わせを辛めに振るのがポイント。インはネイビーでシンプルに着こなしたい。ジャケット¥16,000・パンツ¥9,800(ザ・スーツカンパニー 銀座本店〈ザ・スーツカンパニー〉) カットソー¥5,900( SANYO SHOKAI〈 マッキントッシュフィロソフィー〉) ピアス¥186,000・ネックレス¥66,000(ベルシオラ) バッグ¥39,000(T&L〈トフ アンド ロードストーン〉) 靴¥15,000(アンタイトル)
(写真左)大きめのラペルと深めのVラインで、インナーとの合わせもより楽しく。
(写真右)ポリエステルレーヨンの混紡糸を使用。高いストレッチ性が美しいドレープ感を生む。
AOYAMA【洋服の青山】
少し長め丈のジャケット、スリット入りで脚さばきがいいタイトスカート、軽くて着やすい素材など、ストレスフリーな着心地へのこだわりが。ウォッシャブル対応も。
▲今季、インナーのバリエーションに取り入れたいカラーはテラコッタ。ボウタイブラウスなら、テーラードジャケットの無骨さをさらに緩和。ジャケット¥23,000・スカート¥12,000(洋服の青山 渋谷駅前総本店〈n♥line Precious〉) ブラウス¥8,800(ホワイト ザ・スーツカンパニー 新宿店〈ホワイト〉) バッグ¥51,000(ショールーム セッション〈アルバス〉) 靴¥46,000(フラッパーズ〈ネブローニ〉)
(写真左)そで裏にはストライプの裏地付き。折り返したときに、小さなアクセントになる。
(写真右)シルクのようなやわらかさをもつ「シルキーフェイス」というポリエステルを使用。
BRAND NEW SUIT6
大人になったからこそ着られる! 憧れブランドの格上げスーツ
先輩世代からも長く愛されている海外ブランドのスーツはやはり別格。名品スーツとして、手入れをしながら着続けたい
MAXMARA【マックスマーラ】
エグゼクティブウーマンに焦点を当てたラインをも擁するブランドらしく、女性の美しさを追求したテーラリングが最大の魅力。特にジャケットは、バランスのとりやすい58センチの絶妙な着丈。シャープなラペルや同色のボタンなど、着る者の格を上げてくれるような名品。
▲成熟した大人の女性だからこそ着こなせる〝マックスマーラ〟の白セットアップ。ストイックでハンサムな女性像を貫くべく、インの合わせもモノトーンでクールに。バッグや靴の選びで軽やかさを取り入れて。〝マックスマーラ〟のジャケット¥116,000・パンツ¥60,000・プルオーバー¥57,000・〝スポーツマックス〟のバッグ¥117,000・靴¥96,000(マックスマーラ ジャパン)
(写真左)今季のテーマ的なディテールであるレースアップがパンツのすそに施され、アクセントに。
(写真右)横糸にストレッチを効かせたコットンサテン生地を使用。非常に軽くて扱いやすい。
EMPORIO ARMANI【エンポリオ アルマーニ】
都会的でパワフルな女性像というブランドイメージをそのまま体現したような、知的なグレースーツが登場。ウエストがきれいにシェイプされたジャケットに、タック入りでクラシカルなワイドパンツがマッチ。ラペルや黒ボタンなどのディテールにも、確かな品格が宿る。
▲真面目になりがちなグレー×白のスタイルも、スーツ自体がサマになるので、大人っぽく決まる。ノーカラーのシャツが適度な抜け感を演出。ジャケット¥123,000・パンツ¥70,000・バッグ¥84,000(ジョルジオアルマーニ ジャパン〈エンポリオ アルマーニ〉) シャツ¥29,000(サザビーリーグ〈エキップモン〉) 靴¥46,000(アマン〈ペリーコ〉)
(写真左)やや太めのピークドラペルが、マニッシュな存在感を与えて。
(写真右)上質なウールにコットンとレーヨンを混紡したソフトな生地を使用。裏地付きで汗染みの心配もなし。
2017年Domani4月号「今、スーツが“逆に”おしゃれです!」より。
撮影/金谷章平(人物)、魚地武大(静物) スタイリスト/三好 彩 メーク/水野未和子(3rd) ヘア/小林 懸(glams) ヘア&メーク/今関梨華(P-cott/読者) モデル/小濱なつき、葛岡 碧 撮影協力/らんぶる、煉瓦邸、晴海トリ トンスクエア 構成/永川大祐(本誌)
初出:しごとなでしこ