愛してやまなかった王道トレンチ。
だけど今、ひざがしっかり隠れない丈感も、かっちりとした抜けのないデザインも、なんとなくちょっと違うかも…と密かに思っている高感度な女子たち、そのモヤモヤ感は正解です！
この春、トレンチはちょっとお休みして、春の初めの主役アウターを、最新4アイテムに更新しよう！
春の光と風に映える揺れ感が新鮮かつ女っぽい、注目の「テロンチ」に更新！
トレンチのキレのある襟のディテールは踏襲しつつ、しなやかな素材感が新しい「テロンチ」。肩章やそでのベルトを省き、ドロップショルダーとひざ下丈にアップデートしたデザインが、通勤スタイルに今っぽい女らしさを引き寄せてくれる。コート［3月発売予定］￥32,000・パンツ￥17,000(BOSCH) ブラウス￥5,900(CLEARIMPRESSION) バッグ￥42,000(CPR TOKYO〈フリン〉) 靴￥26,000(フィガロ パリ 東京ミッドタウン店〈マウリッツィオ コリエリ〉) ピアス￥110,000(ウノアエレ ジャパン〈ウノアエレ〉) ネックレス￥2,900(ジューシーロック〈JUICY ROCK Original〉) バングル［ゴールド］￥24,000(H.P.FRANCE〈IOSSELLIANI〉) バングル［白］￥8,000(ファンエンパイヤ)
なぜ、この春〝脱・王道トレンチ〟なの？
【理由1】いつものトレンチ以外のおしゃれアウターが豊富だから！
この春の展示会では、どのブランドでも「王道トレンチ以外のアウター」を推している様子！ きれいめ感はしっかりありつつより軽やかで、さらっとはおるだけできまる新顔アイテムがバリエ豊富にそろいます。
【理由2】高感度なオッジェンヌも「トレンチに飽きぎみ…」
「仕事の日は毎日着ますが、丈が中途半端な気がして…。女らしくさらっと着こなせるテロンチがこの春気になります！」（外資系金融関連勤務・28歳 花田友里さん）
「春は社内のトレンチ率が高くなりすぎて敬遠しています。長時間通勤にマストなシンプルフラット靴との相性もイマイチ」（商社勤務・29歳 吉田なぎ沙さん）
【理由3】流行のロング＆ボリュームボトムを合わせると重い！
海外コレクションでもスカートはひざ下丈に、パンツはワイドに、と、ボトムの主流はすっかりロング&ボリュームにシフト。今までのひざ上丈のかっちりトレンチを合わせると重いかも…。
脱・マンネリアウター1／きれいめ、軽やか、女っぽい！ 「着流しアウター」
こんな人はCheck！
・「かっちり通勤コンサバ」感を今っぽくシフトしたい
・きちんと感はマストだけど、女っぽさも表現したい
・下半身をカバーしつつすっきり着こなしたい
【着流しアウター1】安心の暖かさと今っぽさを両立「コーディガン」
シャツ襟にも迷わずはおれて親しみやすい女らしさも入手
端正に編まれたやや厚めのニット素材が、体のフォルムをやわらかく包みつつ、アウターとしての保温性や存在感を発揮。普通のコートなら躊躇しがちなクリアな白も、コーディガンなら気負わず着られる。清潔感も美人効果も春らしさも、難なく叶う点も優秀。コーディガン￥24,000(フレームワーク ルミネ新宿店〈フレームワーク〉) シャツ￥26,000(GUEST LIST〈THE SHIRT by upper hights〉) パンツ￥13,000(イプセ〈イプセ〉) バッグ￥78,000(FURLA JAPAN〈FURLA〉) 靴￥35,000(FUN Inc.〈 CHEMBUR〉) 時計￥35,000(アガット) バングル￥2,700(ジューシーロック〈JUICY ROCK Original〉)
【着流しアウター2】とろみ素材&軽やかな揺れ感が色っぽい「テロンチ」
ベルトを締めドレスコート風に着てももたつかない、たおやかな揺れ感が魅力
ベルトをキュッと締めただけで、襟元のシャープなたたずまいと繊細な揺れ感のコントラストが際立ち、女っぽさが格段に上がるのが「テロンチ」。素肌に着たVネックカーディガンとひざ下スカートというシンプルベーシックなオール黒の着こなしも、一気に抜け感と鮮度がアップ！ コート￥46,000(ルーニィ) カーディガン￥11,800(グランカスケードインク〈グー コミューン〉) スカート￥16,000(ベガ〈ベガ〉) バッグ￥36,000(アマン〈ペリーコ〉) ピアス￥60,000(ウノアエレ ジャパン〈ウノアエレ〉) ネックレス￥140,000(エナソルーナ神宮前本店〈エナソ ルーナ〉) バングル￥9,500(フラッパーズ〈アロン〉)
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（写真左）トレンチの名門ブランドからも、薄手のとろみ素材&ピンストライプの品格あるテロンチが登場。コート￥166,000(マッキントッシュ青山店〈マッキントッシュ〉)
（写真右）ふっくら起毛感のある素材とドロップショルダー、細身のショールカラーが大人リッチな雰囲気。コーディガン￥4,900(センスオブプレイス バイ アーバンリサーチ キュープラザ原宿店〈センスオブプレイス〉)
脱・マンネリアウター2／旬のボトムと相性抜群！「きれいめブルゾン」
こんな人はCheck！
・トレンドのボリュームボトムをスタイルアップしたい
・防寒しつつ、春の軽やかな気分を先取りしたい
・レース&フレアスカート好きにもベストバランス
【きれいめブルゾン1】大人っぽいニュアンスカラーが狙い目「シンプルブルゾン」
アクティブな辛口ブルゾンで女っぽボトムをぐっとカッコよく
サテン素材とスモーキーな色味で、軽やかさと大人っぽさのさじかげんが絶妙なブルゾン。ドレッシーに見えがちな黒レースのタイトスカートも、このブルゾンがあれば通勤にもさらっと着こなせる。小物やインナーで白を効かせて爽やかに。ブルゾン￥49,000(Theory) ブラウス￥21,000(フィガロ パリ 東京ミッドタウン店〈フィガロ パリ〉) スカート￥13,000・ピアス￥3,500(TONAL) バッグ￥28,000(プラージュ 代官山店〈ヴァシック〉) バングル￥130,000(ウノアエレ ジャパン〈ウノアエレ〉) リング￥28,000(エナソルーナ 神宮前本店〈エナソルーナ〉)
春の注目カラー、シックなカーキで全体をクリーミーにまとめて
白のワイドパンツとブラウンのリブニットでつくる、まろやか配色の着こなし。薄軽ブルゾンでベージュ度高めのカーキを投入すれば、より春夏らしく進化！ ブルゾン￥18,500(FRAY I.D ルミネ新宿2店〈FRAY I.D〉) ニット￥13,000(TONAL) パンツ［ベルト付き］￥58,000(J&M デヴィッドソン 青山店〈J&M デヴィッドソン〉) ストール￥43,000(edit & co.〈edit & co.〉) バッグ￥280,000(エストネーション〈パコ ラバンヌ〉) 〝ネブローニ〟の靴￥46,000・〝アロン〟のバングル￥16,000(フラッパーズ) ピアス￥48,000・リング￥98,000(ウノアエレ ジャパン〈ウノアエレ〉)
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（写真左）肩が華奢に見えるラグランそで部分の透け感と、ピンクがかったグレージュで、春らしいニュアンスカラーコーデに活躍。ブルゾン￥24,000(ルーニィ)
（写真右）上品なシワ加工をほどこしたマットなタフタ素材が、きちんと感と旬感を両立。コンパクトなショート丈でボリューム&ロングボトムと相性抜群。ブルゾン￥14,000(ビッキー)
【きれいめブルゾン2】黒以外&薄手タイプがバランス◎「春レザーブルゾン」
万能ベージュアウターこそ、ショート丈&レザー素材で差をつけたい
繊細なプリーツスカートを、ドライベージュのレザーで辛口にシフト。ブルゾン￥29,000(ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング 渋谷マークシティ店〈グリーンレーベル リラクシング〉) ニット￥24,000(Theory luxe) スカート￥16,000(ジャーナル スタンダード レリューム ルミネ新宿店〈ジャー ナル スタンダード レリューム〉) バッグ￥36,000(T-square Press Room〈モダルー〉) 靴￥23,000(銀座ワシントン銀座本店〈WASHINGTON〉) イヤリング￥2,400(ジューシーロック〈JUICYROCK Original〉) バングル￥11,000(フラッパーズ〈マニプリ〉) リング￥8,000(ウノアエレ ジャパン〈ワンエーアールバイウノアエレ〉)
ロングタイトも受け止めるネイビーレザーの実力を味方に
重くない発色のネイビーとシンプルな形で春の着こなしにも使いやすいレザーブルゾンなら、ハッと目をひくきれい色のロングタイトとも好相性。ブルゾン￥32,000(オンワード樫山〈シェアパーク〉) ニット￥31,000(edit & co.〈ユリ・パーク カポ・コンプレート〉) スカート￥19,000(クラネデザイン〈クラネ〉) 〝マニプリ〟のストール￥11,000・〝シンパシー オブ ソウル スタイル〟のピアス￥9,000(フラッパーズ) バッグ￥40,000(メゾン イエナ〈メアリ オル ターナ〉) 靴￥18,000(オデット エ オディール 新宿店〈オデット エ オディール〉) バングル［5本セット］￥55,000(H.P.FRANCE〈SERGE THORAVAL〉)
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（写真左）コンサバすぎに陥りがちな白ベージュアウターも、レザーならシャープさとほどよい抜け感を表現できる。ブルゾン￥49,000(イプセ〈イプセ〉)
（写真右）ブラウンが引き続き人気のこの春。こんなやわらかブラウンで、手持ちの通勤ワードローブを今っぽく粋に仕上げたい。ブルゾン￥38,000(ジャーナル スタンダード レリューム ルミネ新宿店〈ジャーナル スタンダード レリューム〉)
（【脱・マンネリアウター宣言〈後編〉】通勤アウターは、「ジレ」「Gジャン」に更新しよう！につづく）
2017年Oggi3月号「通勤アウターは、「着流し」「ブルゾン」「ジレ」「Gジャン」に更新！」より。
【本誌掲載時スタッフ 撮影／曽根将樹（PEACE MONKEY／人物）、坂根綾子（静物） スタイリスト／川上さやか ヘア&メーク／笹本恭平（ilumini.） モデル／香川沙耶（本誌専属）、愛甲千笑美 構成／須藤由美】
初出：しごとなでしこ
