<2018年4月4日更新>
捨てたいけれど、そもそも何が必要なのかが選べない、わからない…
そんな断捨離を前に立ちすくむ働くアラサー世代に、ベストセラー『服を買うなら、捨てなさい』の著者・地曳いく子さんが喝!
今回はいよいよ実践編をお届けします!
Before
本企画担当Sのクローゼットは、とにかくアイテムの量が多すぎるのが問題。定期的に整理をしているものの、「物持ちがいい」性格が災いしてか、アイテム数は着実に更新中。いく子さん流の捨て方でスリム化を図ります!
(写真左/スカート、パンツ、ワンピ、カーディガンは着たいものを探すのもひと苦労の量。ハンガーが横にスライドしないぐらいに詰まっているクローゼットは着ていない服の宝庫です)
(写真右下/ゴルフ好きが高じて増えた帽子たちに、チェスト2段分を占める恐ろしい数のインナーたち)
理想はコレ!
「程よくすき間のあるクローゼット、見やすく取り出しやすい棚など完璧」と、いく子さんも太鼓判を押すエディターアシスタントOのクローゼット。
いよいよ実践! クローゼットの服を捨ててみた!
Point1 1週間かけて、まずチェックしてみよう!
・今週2回以上着た スタメン服は残す!
・朝、鏡の前で着なかった服は×
着ない服には理由があるもの。朝、鏡の前で脱ぎ捨てた服は「イマイチ服」。ダサい印象を与えたり、似合っていない服はあなたのおしゃれ偏差値を下げる張本人。こういう服をなくすことがおしゃれの近道です(いく子さん)
Point2 靴を整理してみよう!
・履きやすさより履き心地重視!
・2時間履ける、ならOK
・10年履いていない高級靴は×
履くのは面倒だけど、一回履いてしまえば履き心地がよく「ピタッ」と足になじむ、そんな靴はOK。どんなに高級でも、 ちょっと履いただけで痛い靴はもってのほか。履き心地のよい靴だけを残せば、心もおしゃれも健やかに!(いく子さん)
Point3 バッグを捨ててみよう!
・値段より持った回数
・3〜5年が目安
バッグは「値段÷回数」を基準に。高級バッグも毎日持てば、それは立派な「元トレバッグ」。自分もバッグもHappyです! たまにしか持たないプリプラものや、眠ってるだけのものはいりません(いく子さん)
Point4 たられば服を捨てよう!
・また着るかも…
・またはやれば…
・や、やせたら…
恋愛と一緒で「たられば」はNG! 今の自分に合った服を着ることが、自分のおしゃれを確立する第一歩です。年齢とともに似合う服も変わってくるもの。今からその審美眼を磨いておいて!(いく子さん)
Point5 ファッションショーをしてみよう!
・ファッションショーをしてみよう!
・靴との相性を考えて 捨てる服をジャッジ!
時間をとって見極める日をつくるのが大事。今の自分に似合うか、はもちろん、よく履く靴との相性も吟味。全身バランスでジャッジしましょう。スマホで自撮りして比べてみるのも◎(いく子さん)
コラム【食器編】
まずはしまってある高い食器を箱から出して並べること。素敵な食器こそ、どんどん使うべき。とりあえず、で買った安いものや、昔はやったものなどは一気に処分しましょう。素敵な食器があれば、デパ地下で買ったお惣菜を載せるだけでも立派に見えます。
捨てたのは…
「いい食器だけを残せば食卓もぐっと上品に」(いく子さん)
コラム【コスメ編】
昔愛用していたシャドーを使えば、そのまま昔の顔に逆戻り。封を開けた基礎化粧品などは一般的に半年以内に使い切るのが目安。必要のないコスメを捨てることで、肌もメークもよりよくなるはず!
捨てたのは…
「昔のコスメは昔の顔になる!服と同じです」(いく子さん)
After
どの服を手にとっても好きで似合う! そんな理想のクローゼットが完成しました。すっきりして見やすいし、なんといっても毎日のコーディネートもぐっと楽しく。毎朝のストレスがなくなりました!
(写真左/ひと昔前の服や似合わなくなった服などもったいない精神で今まで捨てられなかった服を処分できました。好きなものだけが残ったクローゼットに!)
(写真右/インナーと帽子は古いものを処分し、量が激減! 残した冬インナーと帽子をまとめて2段に収まりました!)
2016年Oggi2月号『30歳のワードローブ、「捨て方」「残し方」』より。
【本誌掲載時スタッフ イラスト/村澤綾香 構成/佐々木陽子】
初出:しごとなでしこ