新進ニットブランド〝SLOANE〟が熱い!
「ニット企画を担当するにあたってクローゼットを見直しました。今も手元に残っているニットの多くは、店員さんに散々質問をして購入を決めたもの。“これは△△県の糸屋さんの…”といった話を今でも覚えていて、尊敬にも似た愛着が湧いています。
最近、そんな私の心を揺さぶったのは〝スローン〟というニット専門ブランド。おしゃれプロの間でも評判が高く、早速、展示会で実物をチェック。第一印象は、素材の上質さや編みのていねいさが際立つ“シンプルなニット”。PRの方に促され試着をしてみたら、今どきの抜け感がある立体的なフォルム。これは試着しないとわからないと思います! デザイナーのひとり、小峰さん曰く“ニットは、糸とカタチの組み合わせが重要”とのこと。その組み合わせがぴったりマッチしたニットが、魅力的な一枚になるそうです。
ニットの素材について知れば、正しいお手入れ方法がわかるし、デザイナーさんのこだわりを知れば、合わせやすい服のテイストが明解になる。PRの方やお店の方にお話をうかがうことで、ニット上級者に近づけると思います。展示会でオーダーした〝スローン〟の春夏のニットが届くのが、今から楽しみです」
飛び売れニットはこちら!
地厚でボリュームのあるざっくりニットなのに、軽くて着心地がよいのは、こだわりのウールで編まれているから。Oggi10月号に掲載されたニットにも問い合わせが殺到。ニット[ネイビー]¥30,000・[アイボリー]¥29,000(スローン)
プレスルームへ実地調査に
「レディスとメンズの明確なすみ分けはなく、着こなしによって好みのサイズを選べるところがすごく好き。染色は理想のニュアンスを出すため、厳選した国内の工場で。アイテムによって縫製を変えるなど、細部にこだわりが」
【はみ出しニットコラム】
編集Mがリアルオーダーしたのは辛口カラーの4枚
「ジャストのサイズは2ですが、一枚で着たい黒のカーディガンは、1。マニッシュに着たい、オリーブのシルクのVネックニットは4と、それぞれ着こなしを想定したサイズでオーダー!」
Oggiエディター 村上花名
Profile
男顔になじむ、マニッシュなアイテムやコーディネートが好き。婚活中につき、本当は女っぷりを上げたい今日このごろ。
2016年Oggi12月号「ニットはもっと素敵に着られます!」より。
【本誌掲載時スタッフ 撮影/清藤直樹(静物)、大石葉子(静物)、諸田 梢(取材) スタイリスト/坂野陽子(f-me) 構成/村上花名(Oggi)】
初出:しごとなでしこ
Oggi12月号
アラウンド30歳からの働く女性に向けて、シンプルでセンスのよい、ベーシックなファッションを提案する月刊誌。トレンドを追いかけるのではなく、「着る人が素敵に見える」「本人も周りも心地よい」スタイルを追求している「Oggi」の試し読みと購入ができます。