2018年9月22日より火山国立公園立ち入りOK! ハワイ島最新事情
「すでにハワイは体験済み」と、多くの人はそう言うかもしれません。だけどオアフ島以外の島に行ったことがある人は? と聞くとどうでしょう。
ワイキキのあるオアフ島の他にマウイ、カウアイ、ラナイ、モロカイ、ハワイと、ハワイ諸島には観光客が行ける島が主に6島あり、オアフ島以外をネイバーアイランドと、そう呼んでいます(「この前ネイバー行ってきたんだけど・・・」なんて、そんなふうにさり気なく言えたら、ハワイ上級者の仲間入りですね)。
ネイバーの中で最大のパワースポットとして知られているのがハワイ島。ハワイで、いや太平洋で最も火山活動の激しいハワイ島は、最も地球のエネルギー感じることの出来る場所でもあります。
また標高4,205メートル、富士山より高いマウナケアを持つハワイ島は、太平洋で最も宇宙に近い島でもあるんです。
そんな地球でも貴重な島ハワイ島へ行かなくていいんですか? いや行かないなんてあり得ません。
え、乗り換えが面倒? いやいや、そんなことはありません。2018年春にハワイ島直行便を復活させたJALのコナ便を利用すれば、日本から乗換なしでOKじゃないですか。
噴火による溶岩大量流出により立ち入りが禁止されていた火山エリアも、火山活動の沈静化で9月22日に立ち入り可能に(一部エリア)なった今、4泊6日でオアフ島とハワイ島の2つの島を欲張る、お得でオリジナルなコースを考えてみたのがこちら。次のハワイで是非実践してみてください。
日本からコナに入り、ワイキキへはヒロから飛ぶ
【ハワイ島編】
先程お話したように、今回のハワイの入り口はいつものホノルルではなく、ハワイ島のコナ空港から入ってハワイ島を回った後、ヒロ空港からワイキキに向かいます。
JALがハワイアンエアと提携したことで、ネイバーアイランド間のフライト予約も日本で一度の発券で済むようになり、そのうえ国際線扱いにもなるので荷物の重量制限も追加料金なしになるのでお得なんです。
いつものオアフ島を通り越してハワイ島へと向かいます。こちら、ワイキキからダイヤモンドヘッドにかけての上空でございます。因みに、日本から進行方向左側の窓際の席を押さえると、いろいろな島を上空から眺めることが出来ます。
タラップで降りるという、なんとものどかなハワイ上陸。ワイキキとは随分と様子が違ってのどか。なんだかものすごく遠くにきた感&ハワイ濃度がアガります。
レンタカー初心者でも大丈夫。車を借りるために必要なものは?
ハワイ島を効率良く回るには、レンタカーが便利。少人数ならコンパクトサイズ、仲間とワイワイ行くならワゴンサイズといろいろ選べる中、個人的にはジープ、それも屋根が開くタイプがおすすめ。ハワイの絶景と悪路の両方を制覇できるというのがその理由です。
ハワイの場合、日本の運転免許証でもレンタル可能。そのほかレンタル受付の際にパスポートとデビットカードなどのカードが必要になります。
道幅も空も広いハワイ島を駆け抜けるには、ジープがやっぱりおすすめ!
お得にレンタルするために、“レンティングカー”や“カースキャナー”など、レンタカー会社料金の比較サイトのチェックはマストです。今回、ジープクラスで最安値は91ドル、最高値は132ドルと、その差は40ドル=約4,500円!
知っていると知らないとでは随分な違いですね!?(因みに調べていた時期のレンタカー中の最安値は、コンパクトカーの61ドルでした)
地図はどうするって? 自分のスマホのグーグルマップを使えばOK。ハワイでも日本語で案内してくれます。
食べ物もお土産も体験もハワイ島エクスクルーシブなものを
◆Cafe1ooでロコモコを食べる
日本でも食べる機会の増えた、ハワイローカルフードの鉄板メニューロコモコ。最初に出したのがこちらのお店だといわれています。それにしても値段が3.99ドルって安いと思いません? それは「作った当時となるべく同じ金額で提供したいから」と頑張る、お店のオーナーの心意気の表れなんです。
◆お土産はハワイ島ローカルスーパーKTAでLAVAクッキー
実はオアフ島に住んでいるロ−カルも、頻繁にネイバーに行くというわけではないんです。東京に住んでいるからといって、ちょくちょく箱根に行かないのと同じです。なので「ハワイ島に行く」というとお土産を頼まれることもしばしば。
そんな中、頼まれることが多いのがLAVAクッキー(2.79ドル)。知る人ぞ知るハワイ島にしかないスーパーKTAで購入可能な「LAVE=溶岩」という名のクッキーです。おすすめはレッドホット。ピリ辛な味がクセになります。
◆ハワイ州唯一の世界遺産、国立火山公園で地球のエネルギーをもらう
ハワイ島に来る人たちの最大の理由が、ハワイ州唯一の世界遺産、国立ハワイ火山公園に行くことといっても過言ではありません。観光客だけでなく、世界の火山学者や地質学者にとっても「行かなくてはならない」地球のエネルギーが噴出している場所です。
先日の噴火により約2倍のサイズに拡大したと思われるハレマウマウの火口から上がる噴煙、マグマの熱によって熱せられた地底に染み込んだ雨水が、水蒸気がとなって勢いよく吹き出るスチームベント(近よると熱いので要注意)は、リアルに地球のエネルギーを体感できる場所でもあります。
ここまで来たらキラウエアの火口を一周するチェーンオブクレーターロードも周っておきたいところですが、残念ながら前回の噴火により一部道路や建物が崩壊。現在は一周することができません。
そうそう、お腹が空いたら国立公園内唯一のホテル、あのマークトゥエインも泊まった、ボルケーノハウスのカフェレストランへ。現在このエリアではここでしか食事ができません。
◆太平洋で最も宇宙に近い場所で見るサンセット
そしてハワイ島に行くもう一つの理由がこれ。雲海に沈む夕日の絶景。今回のような日帰りハワイ島の場合、火山とサンセットの両方を欲張ることは難しいのですが、太平洋最標高地点でもある4.205メートルから見るサンセットは、死ぬまでに見ておきたい絶景の一つです。
◆ハワイ島の締めはローカルダイナー ken’s House of Pancakes
コナの空港からレンタカーを借り出し、ここまで約10時間。ヒロの空港からホノルルへと飛び立つ前、ハワイの締めにローカルの名店で夕食です。店名にもついているように、どうやらパンケーキ推しの店? で、頼んでみたら巨大なストロベリーパンケーキ(13.95)が登場!
加えてワンタン麺(14.95ドル)も頼んだら、麺の上にチキンスティック(焼き鳥)がのって登場。
メニューの随所に見られる“SUMO”“SUMO SPECIAL”の文字。巨大と謎の組み合わせメニューが気になって、ハワイ島に来たらつい立ち寄りたくなってしまう、そんなKEN‘Sでもあります。
ヒロ空港発、ダニエルKイノウエ空港行き最終便でハワイ島を離陸
この日、21時過ぎの最終便に乗ってオアフ島へと飛び立ちます。日本を出てからまだ一日しか経っていないというのに、こんなにいろいろと遊んだり食べたり体験できて、なんだかとっても得した気分。
そんな気分上々↑↑のハワイ島で飲むビールは、ハワイ島発祥のコナビール。レンタカーの運転をしてきために、途中で飲むことが出来ず、ようやくここでハワイ初ビール。日本未入荷のフレーバー、トロピカルパイナップル味(5ドル)を飲み干したら、深夜のワイキキへと飛び立ちます!
【オアフ島ワイキキ編】
◆NEWオープン、隠れ家、定番・・・。絶対ハズさない! マヌー式最新ワイキキのEAT & FOOD—1
ヒロ空港から約40分でオアフ島着陸。
カカアコエリアの再開発、アラモアナセンターの拡張、ホテルやコンドミニアムのリニューアルやリノベーション・・・。ここ数年で次々変わる最近のホノルル・ワイキキエリアです。そこで「マヌー式4泊6日ハワイ島+オアフ島の廻り方」ここからは飲食の最新情報を中心にご案内。
っと、その前に。今回のハワイ旅の様子が、キャンペーン動画としてアップされています。最新のハワイ情報を、モデルの柴田あやなさんと一緒に賢いお金の使い方と合わせて紹介していますので、是非観てください。
◆ダイヤモンドヘッドに一番近いオープンテラスカフェ完成
ずーと工事中だったクイーンカピオラニホテルのリノベーションが2018年10月、完了。遂に開いたプールサイドテラスDECK。
ワイキキビーチに向かって左の端っこというホテルの立地は、ダイヤモンドヘッドまで遮るものなし。間近にダイヤモンドヘッドがドカン! と見えるそんな眺望がナイスです。
それにワイキキの端っこという立地なので、静かで混んでいなくて子供が走り回ったりしない大人カフェのムードをキープ。朝ごはん、ランチ、夜のカクテルタイムと一日使えるお店です(カクテル8ドル〜)。
◆ベトナムより美味しいバイミン?! ビーチウォークカフェ
ベトナムで食べてハマる人続出のバイミン。ベトナムがフランス統治時代だった頃に生まれた、ベトナムオリジナルのサンドイッチです。
様々な国から移民が渡ってきたハワイで、ベトナム移民の方が立ち上げたハワイ最大のパンメーカー、ラ・トゥール系列のお店(表立っては看板を出していないのですが)のここ、美味しいのも当然です。
場所は海から3分、ビーチウォークの端っこ。朝にバイミン(7.95ドル)とコーヒーをTo Go(テイクアウト)して、ビーチで食べるのが正解。
◆アラモアナ買い物途中の小休止、ジャパンビレッジ
数年前にアラモアナ拡張で登場した、白木屋ジャパンビレッジ。ラーメンやお好み焼き、焼き肉などの和食が中心のフードコートは、節約派には心強い存在。
アラモアナで買い物途中の小休止なら、1ドルビール(ハイネケンなどは2ドル)で喉を潤せるし、買い物女子に付き合わされる買い物に興味のない男子も、唐揚げ(3.48ドル)などつまみつつ、ビールを飲みながら過ごせば実に安上がり。
因みにビール購入にはIDが必要なので要注意。一度IDをチェックされれば写真のように腕輪を巻かれ、以後ビールのおかわりのたびにIDを見せる手間がなくなります。
手間といえば、小銭でも遠慮なくカードが使えるハワイ。現金で膨らんだ財布を持ち歩くより、薄いプラスチックのカードを持って歩くほうが安心だし、自由度が増すのはホントです。
とはいえ「クレジットカードって借金みたいで」と、敬遠している人も少なくないと聞きます。そんなあなたにはデビットカードがいいかもです。
デビットカードで使った分は、自分の銀行口座の残高から引き落とされる(つまり預金残高以上使ってしまう心配はなし)ので安心。自分の口座からなので当然利息はなしです。わかりやすくいうと、口座のお金を財布ではなくカードで持ち歩くというのがデビットカードです。
なので、1ドルビールでも、3ドル唐揚げでも、2ドルのスパムむすびでも、もちろん高額ブランドグッズまでも。遠慮なくどこでも使えて便利なカードです。
今回使用したりそなデビットカードは、世界中のVisaが使えるお店で使えて便利。JALのマイルがたまるカードとポイントがたまるカードの2種類から選べます。「りそなデビットで叶えるりそーな旅」詳しくはこちらから。
ということで、次回ワイキキ情報は更に続きます
※ 次回に続く
山下マヌー Manoue Yamashita
雑誌編集者を経て旅行コラムニスト/作家に。渡航回数300回超、最新刊『最新版 山下マヌーのランキンハワイ」で著作65冊を超える。
Travel columnist&writer after a magazine editor.
Over 300 times to foreign travel, and over 50 books of the copyright so that work.