スタイリスト高橋リタに学ぶ!
あえてハズして使う、パール
【スタイリスト 高橋リタ】
シンプルベーシックをベースに、旬の気分を絶妙に加えたスタイリングが絶大な支持を集める人気スタイリスト。著書に『リタ的ハッピー・クローゼット RITA’S BASIC』(小学館)がある。
Pearl|パール
上品さと適度な華やかさを兼ね備えた、まさにグッドガールを象徴するジュエリー。7.5mm前後のあこやパールが理想的。パール独特のツヤのある白は、何にも代えがたい清潔感と品のよさがあり、リタ流スタイリングに欠かせない存在。
リング¥260,000・ピアス¥172,000(TASAKI)
「今月は、この連載でも毎回登場しているジュエリー「パール」について紹介します。トゥーマッチになりすぎないしなやかな光沢、端正なフォルムが生み出す、クラシカルでありながらモダンなニュアンス…。小さい面積ながら気品あるその存在感は、コーディネートにひと粒加えるだけでグッドガール流の着こなしに。
私にとって、人生初のパールは高校の卒業式。謝恩会のときにつけてね、と母から譲り受けた42cmのプリンセスレングスのネックレスでした。当時は、ツインニットや白シャツなどのコンサバなアイテムに合わせた正統派のコーディネートが主流でしたが、最近では、さまざまなテイストをミックスした自由なアレンジで、カジュアルスタイルにも応用して楽しんでいます。
アレンジルールの基本は、コーディネートの「ハズし」アイテムとして効かせること。定番のアイテムだけに、ストレートに使うと「そのまま感」が出てしまうのです。王道のパールネックレスはTシャツなどカジュアル度の高いトップスに、逆にラフなバロックパールはクラシカルなドレスに…といったように、あえて対極の要素と組み合わせることでこなれ感が高まります。また、連載2回目にも登場した、小さい「白」を効かせるというテクニックも、インパクトのあるパールなら効果抜群です。
パールは、日本が世界に誇るジュエリーであり、シーンを選ばず、いくつになっても寄り添ってくれる、グッドガールの頼もしい相棒です。新しいバランスで取り入れて、自分らしさのセンスを磨いてください」(高橋リタ)
[1]タサキ|TASAKIのバランスリング
王道のトラッドスタイルにはモード感のあるデザインリングで今の気分を盛り込むのが正解
コーディネート詳細:デザインリングが今の気分
[2]MIKIMOTO|ミキモトのプリンセスネックレス
正統派のプリンセスネックレスは、フレンチシックなボーダーコーデに「ハズし」役として
コーディネート詳細:正統派のプリンセスネックレス
[3]Bon Magique|ボン マジックのバロックパール
クラシカルなドレス×モダンなバロックパールでつくる今旬バランスのドレスアップ
コーディネート詳細:パロックパールでつくる今旬ドレスアップ
●この特集で使用した商品の価格はすべて、本体(税抜)価格です。
2018年Oggi9月号「髙橋リタ 12 Rules to be a GOOD GIRLL!」より
撮影/生田昌士(まきうらオフィス)、佐藤 彩(本) スタイリスト/髙橋リタ、来住昌美(本) ヘア&メイク/笹本恭平(ilumini.) モデル/矢野未希子(本誌専属) 構成/矢野絵梨佳(HATSU)
再構成/Oggi.jp編集部