スカルをモチーフにしたカラフルなハイジュエリー
ディオール ファイン ジュエリーから、ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌの手掛けた新作「Tête de Mort(テト ドゥ モール)」コレクションが登場します。
「テト ドゥ モール」とは、人生を大いに楽しむ、今という時を大切に生きるという意味を持つラテン語の「メメント・モリ」や「カルペ・ディエム」を再解釈したもので、このテーマが初めて登場したのは2001年、ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌがアーティスティック ディレクターに就任して初めて手掛けた「La Fiancee de Vampire(フィアンセ ドゥ ヴァンピール-吸血鬼の婚約者)」というコレクションにさかのぼります。
2009年には人間の存在のはかなさを永遠不変のジュエリーに解釈したハイジュエリーコレクション「Reines et Rois(レヌ ゼロワ)」として華々しく甦り、2013年には今までの固定概念を覆すハイジュエリーコレクション「Tête de Mort(テト ドゥ モール)」によって物語は続きました。
リング 左から:¥1,100,000、¥1,150,000、¥1,250,000
ネックレス 左から:¥1,300,000、¥1,400,000、¥1,450,000
※価格は税抜
そして今年誕生するのが、謎に秘められたプレシャスなコレクション「テト ドゥ モール」。一見しただけでは解けぬ謎。
よく見ると、イエローゴールドとアメジストのスカルにツァボライトガーネットをセットしたクローバーの葉…クリスチャン・ディオールのラッキーモチーフがあしらわれていることに気付くでしょう。また、ホワイトゴールドとブルーカルセドニーのスカルには、クチュリエが愛した花のひとつであるすずらんの花の冠が飾られています。彼はすずらんをジャケットのボタンホールにさして身につけたり、自身の手掛けるオートクチュールのドレスの縁に忍ばせたりしていたのです。
裏側に小さなハートが彫られたアシンメトリーなジュエリーは、身につける人の情熱に溢れ、その人自身へ、うれしい知らせを伝える手紙のようなもの。また、選ぶ色には新しい謎が潜んでいます。なぜならそれぞれの色が心の状態を象徴するからです。カルセドニーの深いブルーは強さ、安らぎはパウダリーなピンククォーツ、調和はアメジストの繊細なすみれ色によって象徴されます。
これらの石はメゾンによって自然な柔らかい色合いと完全な色相のものだけがセレクトされ、スカルの細部まで手彫りされます。そして、ソフトなカラーとホワイト、イエロー、ピンクゴールドの相互作用が、驚くべきユニークなジュエリーコレクションへと昇華するのです。
コレクションは、3点のリングと3点のネックレスで構成。大人だからこそ身に着けたい、遊び心あふれる新作です。