知っている人には懐かしく知らない人には新鮮な日本のファッション史
ユナイテッドアローズの名誉会長 重松 理氏が代表理事を務める公益財団法人 日本服飾文化振興財団が、戦後から現代(1945-2021)に至るファッション文化をまとめた「日本現代服飾文化史 ジャパンファッションクロニクル インサイトガイド 1945~2021」を出版。2022年3月10日より書店での販売が開始されました。
服飾文化を次世代、そして後世に正しく現代史として伝承していくために制作されたこの本では、1945年から2021年までの約75年に渡る服飾史を、権威の外の服飾文化史、ランウェイの外の服飾文化史、サブカルチャーファッション文化史、そしてカテゴリー別研究にフォーカス。各年代ごとに挙げたトピックスをビジュアルで表現し、ファッション文化がどこから来てどのように定着し進化していったのか、消費者がどのようにファッションを受け入れ、大きな潮流となったのかをわかりやすく伝えています。
エディトリアルディレクションを手掛けるのは、マガジンハウスで各誌の編集長を歴任、時代と風俗をメディアであぶり出してきた石川次郎氏。片岡義男氏、松山猛氏、甘粕りり子氏などの署名原稿や、わたせせいぞう氏や小林泰彦氏、穂積和夫氏などのイラストレーションも掲載され、レジェンドたちによって語られる服飾文化史ともなっています。
時代背景や社会の潮流、生活文化の流れ、その時代のインフルエンサーの変遷など、今まであまり表に出てこなかった75年の歴史をリアルに読み解く充実の内容。服飾を学んでいる方や仕事にしている方はもちろん、ファッションをより深く知りもっと楽しみたい方も必読の一冊です。
【日本現代服飾文化史 ジャパンファッションクロニクル インサイトガイド 1945~2021】
P224 オールカラー菊版変形アジロ綴じ
価格:¥2,000(税抜)
発売日:2022年3月10日
発行:株式会社講談社エディション