30代 ― トレンチより【ステンカラーコート】で行くつもりです!
こんにちは! ファッションエディターの小林 文です。前回は、春に大活躍間違いなしのニットを紹介しました。まだ読んでない方はこちらからどうぞ!
前回記事▶︎買い物好きエディター・小林 文の「今コレ狙ってます!」vol.1 “イエナの春ニット”
34歳と7ヶ月。実は私、トレンチコートをもっていません。いや、正確にいうと、何度かトライしたことがあるのですが、あまり自分にしっくりくるものに巡り会えず… 力尽きて諦めました。
超ベーシックなダブルボタンのトレンチに、黒タートルやスキニーデニム、バレエシューズ… 仕上げに赤リップをラフに塗る… そんなフレンチシックなコーデに憧れがあるものの、今の私がそれをやると、なんだかサマにならない。伝統的なトレンチを着るには、人間的に追いついていないというか、借り物感が漂ってしまうんです。
20代ならば、スニーカーやフレアスカート、パーカーなど、思い切りカジュアル方向に振ってもフレッシュで素敵ですが、30代半ばの今、どうもそれも妙に生活感が出る始末(汗)。そんなわけで、一旦トレンチは自分の中で「お預けアイテム」に認定しています。
それで、たどり着いたのがステンカラーコートです。
◆フレームワークのステンカラーコート
▲コート¥36,300(フレームワーク ルミネ新宿店〈フレームワーク〉)※発売中
シングルボタンにAライン、ほんのりおじさんテイスト。前述の黒タートルやスキニーのようなフレンチシックなコーデに羽織るだけでなんだか洒落た雰囲気に。それと、トレンチよりもきちんと度が低いから、気負った感じがない。数年前、そのことに気が付き、ネイビーもベージュも買い揃えました。
毎春、それらを着てインスタグラムにアップしていると、大変ありがたいことに「どこのモノですか?」とコメントを頂戴するのですが、毎回「3年前のものです、今は売っていないんです、すみません」とお応えするのが心苦しくって。。。
そんな経緯もあって、今回本気で探しました! ステンカラーコート名品を。“フレームワーク”オリジナルのこちらは、軽やかなベージュとキリッと辛口なネイビーという、うれしい2色展開! 第一ボタン以外は比翼仕立てで、すべて留めてワンピースのようにAラインシルエットを楽しんでも良し、バサッと羽織ってラフに着こなしても良し。
前から見るととってもシンプルですが、後ろは一本ボックスプリーツが入っていたり、やや太めな袖口だったりで、空気を含むとバフっと丸みを帯びたシルエットに。薄手ながらハリのある素材もしっかりとしていて、まだ肌寒い3月から頼りになります。
サイズは36と38があり、154cmの私が38を着るとしっかりふくらはぎまで隠れる、たっぷりロング丈。そうそう、このステンカラーコート、首元がコンパクトで目線が上に行くから、小柄な人でも驚くほどすっきり着られますよ。
というわけで… トレンチ難民の皆さん! よかったらステンカラーコートに切り替えてみませんか?
※紹介した商品の価格は、税込価格です。
エディター 小林 文
1985年愛知県名古屋市生まれ。大学卒業後上京し、約5年半、人材系企業に営業職として勤務。28歳でエディターを志し、転身。現在はフリーランスのファッションエディターとして、Oggi等で活動。またアパレルブランドや百貨店との商品開発、トークイベント、コラム執筆も担当。大の「買い物」好きで、Instagram:@kobayashi_bunでは日々リアルなコーディネートを更新中。