第8話、賤ヶ岳姉さんに異変が・・・!
今週もやってきました、人気ドラマ『わたし、定時で帰ります。』について、ファッションを中心にあれやこれやと勝手に語らせていただいている連載です。
いやー、第8話もなかなかに深い内容でしたね。
と、ドラマの内容に触れる前に・・・
こちらの記事は、多分にネタバレを含みますので、まだドラマを観ていないという方は、ここから先は読まないようにしてくださいね。また、ドラマを観た一視聴者である編集者が勝手に思ったことを、勝手に書いているだけですので、御了承を。
ということで、8話はユースケ・サンタマリアさん演じる福永清次が持って来た赤字必至の星印案件が動き出し、ネットヒーローズの面々に不穏な空気が流れ始めましたね。福永のようなモンスター上司(いまのところそう見える)って、どうにかならないものでしょうか・・・。見ているだけでイライラしてきちゃいますね。
そんな中、吉高由里子さん演じる東山結衣のよき理解者であった先輩、賤ヶ岳(しずかたけ)八重(内田有紀さん)の家族が倒れてしまうという事態に。でもチーフを任された星印案件がやばすぎて、残業をしなければまったく追いつけない・・・。
八方ふさがりになってしまった賤ヶ岳さんが出した答え、それは休職して家族との時間を大切にする、というものでした。
◆賤ヶ岳姉さんのコーデの変化に注目!
そんな賤ヶ岳さん、1話からずっとビビッドな原色を着ているイメージが強かったですよね。
8話でも冒頭では↓のコーディネート
▲グリーンのサマーニット×白のワイドパンツ
賤ヶ岳先輩の年齢は40歳という設定。結衣の頼れる先輩で、仕事ができて、THEバリキャリ! という人。仕事ができてサバサバした姉御肌というキャラクターに合わせて、ブルーや赤などの原色アイテムを1点入れた装いが多かったですよね。内田有紀さんのようなはっきりした美人な顔立ちだからこそ似合うスタイリングだと思います。
そんな賤ヶ岳さん、仕事と家庭の両立に悩んだ末、答えを出したときの装いがこちら↓
▲白のVカラージャケット×グレージュのリブニット×ベージュのワイドパンツ
今までにあまり見なかったような柔らかなニュアンスカラーのコーディネートでした。これまで全くそういう色の服を着ていなかったわけではないですが、その決意の瞬間に、象徴的なビビッドカラーでなく、ニュアンスカラーだったのは、なんだか心情を表しているのかなとさえ感じますよね。
バリバリ働くだけじゃなくて、家族との時間を少し大事にしてみるという、いい意味で肩の力の抜けた感じなのかなと。ファッションは、女性の心情を表すものでもあり、気分をあげたいときに助けてくれるものでもありますよね。
気合を入れて働くときはビビッドカラーで気持ちを引き締めたり、周りの人と上手に進めたいときは優しい色合いを選んだり、普段の生活でも賤ヶ岳さんや結衣の装いにヒントは多そうです。
◆ついに物語は最終章へ…
結衣・巧・種田さんの三角関係も気になりますし、予告では結衣がついに残業をするとか…!?
さらに今後の展開が気になりますね。
そんな注目の第9話は明日、6月11日(火)放送。
お見逃しなく!
イラスト/きくちりえ(Softdesign)