スニーカー好きなスタイリスト、スニーカーを扱うショップのプレス、洗濯の達人…。各界のプロが実践しているお手入れのテクニックを教えてもらいました!
【スニーカーのお手入れ】
スニーカーの丸洗いは【クエン酸】で黄ばみ防止!
洗濯王子 中村祐一さんに教えていただきました。
使うのはコレ!
(右から)洗濯用の粉末洗剤・クエン酸・ブラシ
【STEP1】洗剤を溶かしたお湯につける
40℃のお湯に粉末洗剤を溶かす(1Lのお湯に洗剤5gが目安)。ひもを外したスニーカーを20分つけ置き。
【STEP2】ブラシでこすって汚れを落とす
20分経ったら、ブラシでこすり洗い。ブラシは動物毛のほうが生地を傷めにくく、汚れも落ちやすい。
【STEP3】ぬるま湯で洗剤をすすぐ
すすぐときは、水よりもぬるま湯がベター。泡がなくなるまで、しっかりと洗剤をすすぎ落として。
【STEP4】クエン酸を溶かした水につけ置き
つけ置き時間は2~3分程度。クエン酸は、スニーカーの黄ばみ防止や除菌、ニオイ対策にも有効。
【STEP5】洗濯機で5分脱水
洗濯槽の中でスニーカーが重ならないように置いて脱水。※洗濯機によっては靴の脱水ができない場合もあり。
【STEP6】物干しをする
風通しのよい場所で陰干し。サーキュレーターなどで乾かすのも◎。乾燥ムラや直射日光は黄ばみの原因に。
BEFORE・・・
AFTER! こんなにキレイに。
「キャンバスやナイロンなど、リアルレザーでないスニーカーは汚れが気になったら水洗いすることができます。ただ洗うだけでなく、クエン酸につけるひと手間が、黄ばみ防止に有効です。ちなみに、ひび割れや劣化のあるスニーカーは、傷みが進行するので水洗いはやめておきましょう」(中村祐一さん)
スニーカーを買ったらすぐに【撥水スプレー】。汚れがつきにくい!
スタイリスト川上さやかさんに教えていただきました。
使うのはこのスプレー!
スプレー¥2,000(エミ ニュウマン新宿店〈ジェイソンマーク〉)
「新品の状態でスプレーしておくのが大切。結果、お手入れの手間が減りラクチン。『エミ』で見つけたものはおしゃれなので、玄関に置いたままにできるのも◎」(川上さやかさん)
白ソールやトウの汚れは【激落ちくん】でピカピカに!
スタイリスト川上さやかさんに教えていただきました。
これが大活躍の「激落ちくん」
【BEFORE】
【激落ちくん】が使えるのは、ソールやトウなどの合成ゴムの部分
【AFTER】
水で濡らして絞った【激落ちくん】で軽くこするだけで、こんなにきれいに。
キャンバススニーカーのちょこっと汚れは専用「消しゴム」で消す!
ABCマートPR 岡 優里香さんに教えていただきました。
使うのはこの消しゴム!
キャンバススニーカークリーナー¥300(ABC-MART〈ジュエル〉)
【BEFORE】
キャンバス地に付いた黒っぽい汚れと、デニムの色移りを専用消しゴムで軽くこすってみると…。
【AFTER】
数回こすっただけで、黒っぽい汚れはわからないくらいきれいに。デニムの色移りも薄くなった。
「消しゴムのようにこすると、キャンバス地についた、たいていの汚れを落とせます。水や洗剤を使わないので、家を出る直前に汚れに気づいたときもサッと使えるのが便利です」(岡 優里香さん)
【ひもを取り替えるだけ】で、スニーカーがきれいに見違えます!
スタイリスト 兵藤千尋さんに教えていただきました。
キレイなひもに取り替え!
シューレース¥400(ABC-MART〈ジュエル〉)
「靴ひもが薄汚れてきたなと思ったら定期的に替えるようにしています。靴箱に置いておくだけでも、靴ひもを通す金具の周りが黒くなってきたりするので、少なくとも年に1回は交換。数百円で新しいスニーカーを買った気分になれるのでおすすめ」(兵藤千尋さん)
Oggi2月号「プロがやってるスニーカーのお手入れ」より
撮影/小林美菜子 撮影協力/アフロ デザイン/Permanent Yellow Orange 構成/高橋香奈子
再構成/Oggi.jp編集部