待って! 衣替えの最後の仕上げは、「アイロン」「防虫剤」、そして収納テクニック!
■Point.1 本当に「大切な1枚」にはアイロンをかけて圧縮袋へ!
この服だけは絶対に虫食いで穴を開けたくない、そんな「大切な1枚」にはおしゃれ着用洗剤で洗ったあとにもう一手間加えることで、虫食いを最大限防ぐことができることをご存知でしたか?
実は衣類の全体にアイロンをかけると、残っていた衣類を食べる害虫の卵や幼虫を熱で殺すことが出来ます。この方法は、洗えない衣類にも虫食い予防に使用できます!
さらに、害虫の進入を防ぐために、衣類1枚の大きさに合わせた衣類用圧縮袋に入れ空気を抜き、しっかり封をしましょう。
■Point.2 冬物の収納に防虫剤は必須!
ウール・カシミア・シルクなどは害虫の栄養源になる「動物繊維」なので、キレイに洗って収納してても、虫食いの穴があいてしまう事があります。
ですから冬物をクローゼットやケースに収納する時は、必ず防虫剤を使いましょう!
<特に衣類害虫に食べられやすい衣類>
引き出し・衣装ケース用の防虫剤は、「衣類の上に置いて」使用しましょう。
防虫剤は、その成分が気体になって下のほうに広がっていくため、衣類の一番下に入れると効果が全体にいきわたりません。
また、クローゼットに吊るして収納する場合は、吊り下げタイプの防虫剤を使用するのが効果的なんです。
■Point.3 型くずれや虫食いなどを予防できる収納テクニック
衣類を詰め込んで収納すると、防虫剤を使っても防虫成分が十分に行きわたらない可能性が。
さらに衣類がシワになりやすく、取り出すのも大変です。衣替えの際に不要な衣類を処分するなど、数を減らし、余裕のある収納ができるように心がけましょう。
ハンガーに吊るすと伸びやすいニットなどの衣類はたたんで収納しましょう。
その際に「立てて収納」すると、衣類の重みでシワがつくこと、光を避けて下の衣類に移動すると言われている害虫の虫食いの予防にもなります。
また、型くずれやシワを避けたいスーツやコート、スカートなどは、クローゼットなどに吊るしましょう。
それでもシワを避けたい衣類を、スペースの都合でたたんでしまうときには、とっておきの裏ワザ!
折り目部分にほかの衣類をはさんで収納すると、はさんだ衣類がクッションになり、シワがつきにくくなります。
ちなみに、クリーニングから戻ってきた衣類についているビニールカバーは、つけたままにしておくと通気性が悪くなり、カビなどの原因になります。
まずはカバーを外し、衣類を陰干しして、水分や溶剤を十分に飛ばしてから収納しましょう。
衣替えの際の収納方法をしっかり覚えて、お気に入りの1枚を来シーズンもキレイに着よう♪
情報提供元/ライオン株式会社
▶アクロン
初出:しごとなでしこ