スタイリスト渡辺智佳さんに学ぶ…ロングスカートの上手な選び方
この数シーズン、スカートの丈はひざ下まで覆う「ミモレ丈」と呼ばれるものがトレンド。ですが、ファッションのプロたちはそれよりさらに長い「ロング丈」に関心を持っているようです。
今回注目するおしゃれインスタグラマーは、スタイリストの渡辺智佳さん(@nabechikas)。重たく見えてしまいそう、フェミニンすぎてしまいそう… そんな心配があるロングスカートを早速バランスよく履きこなしていました。これから話題になりそうなロングスカート。どんな点に気をつけて探せばいいのか、渡辺さんのコーディネートから考えてみましょう!
アシンメトリーデザインのロングスカートで軽やかに
まずは、黒のロングスカートをシックなカラーリングでまとめたデートスタイル♡
ロングスカート、しかもカラーは黒となると下半身に重さが集中。履きこなすのは難しそうな気もしますが、渡辺さんの着こなしはとっても軽快♪
その秘密はアシンメトリーなデザイン。このASTRAETのロングスカートは、前は短く後ろは長く…と前後の着丈に差がついているんです。このように裾の長さに段がついたデザインは、歩いた時にスカートがキレイに揺れて動きが出やすい! 黒の分量が多くたって、軽やかに見せてくれる効果がありますよ。
また、トップスは旬のオフショルダーをチョイスしてデコルテを適度に肌見せ。着こなしの中に、分かりやすい抜け感をつくることで全身バランスを上手にとっていますね。
ハリ感素材でつくる、大人かわいいロングスカートコーデ
そしてロングスカートを使った着こなしは、ときにフェミニンになりすぎてしまうことも。それを防ぐためにはどんなロングスカートをセレクトするのが良いのでしょう?
渡辺さんが着用しているのは、左サイドだけにスリットが入ったYASUTOSHI EZUMIのロングスカート。
大きなドレープが印象的な1着ですが、キュートすぎずに着られる理由は素材感にあり! やや透け感のある薄手の生地なのですが、ワイシャツのようなハリ感が。「フワフワ〜」「ヒラヒラ〜」ではなく、美しいシルエットを保ったままスカートが揺れるんです。そのおかげで、ボリュームたっぷりのロングスカートも大人っぽい見え方が叶います。
そして合わせたトップスはヒップを少し隠すくらいの着丈のもの。トップスをインせず出しおくことで、スカートのボリュームを自然に少しだけダウンさせられます。トップスの力を上手に借りた、着こなしの微調整をお忘れなく!
初出:しごとなでしこ
スタイリスト 渡辺智佳さん(@nabechikas)
トレンドを程よく取り入れた、ベーシックかつフェミニンなスタイリングが人気。
元・銀行営業職という経歴を生かしたリアルな着こなしにも注目が集まる。
女性誌「Oggi」や「Domani」などで活躍中。