一時帰国に合わせ、蒸留所見学に行ってきました!
先日一時帰国の際に、広島県廿日市桜尾にあるウイスキーの蒸溜所【サクラオブルワリーアンドディスティラリー】の見学へ行ってきました! 旧・中国酒造を経て100年以上続く酒造会社で、「桜尾ジン」やウイスキーの「戸河内(とごうち)」などが有名です。
そもそもは、ハノイ市内のホテルのバーで「桜尾ジン」を飲み、こちらの蒸留所に興味を持つように。
それまでも「ROKUジン」や「翠」などメジャーなジンは口にしていましたが、地方産のクラフトジン、しかも夫の故郷・広島ということで縁を感じまして、帰国のタイミングに合わせて見学予約を入れました。
観光+学びの体験ができること、また、蒸溜所=大人ならではの場所、ということでOggi読者の皆さまのお出かけのヒントになるかなと思いレポートさせていただきます!
まさに、大人の社会科見学!
蒸溜所見学では、蒸留、発酵、樽詰め、熟成の4つの工程をめぐります。はじめに案内されたのは、ポットスチルとよばれる蒸留器と原料の展示コーナー。
広島県産の原料にこだわった「桜尾ジン」は一般的なジンの原料に加えて、フレッシュな柑橘類やヒノキ、牡蠣の殻なども香りづけに使われてます。ベースのスピリッツにこれらの原料を浸して、熱を加えて蒸留器で抽出し、香りづけを行います。
近年ブームになっているクラフトジン。低糖質でさわやかな飲み口なので、私もハマって自宅やバーなどでよく飲んでいます。ご当地ジンは個性のある原料が魅力なので、香りをデザインする工程は興味深かったです。
続いて、ウイスキーの蒸留、発酵、樽詰めを順番に見学します。ウイスキー作りのキモともいえる発酵の様子は、企業秘密のため撮影NGでしたが、酵母の種類や発酵条件など、蒸溜所のこだわりを感じました。
そして見学の最後に、貯蔵庫の中へ。体育館のような広い空間に、バレルと呼ばれる大きな樽が天井近くまで積み上げられています。
薄暗い空間にバレルが並び、これぞ蒸留所! という圧巻の眺めでした。この樽の中で熟成されたシングルモルトウイスキーが、瓶に詰められ出荷されます。
お楽しみのテイスティングでは原液にも挑戦!
蒸溜所内の見学を終えたあとは、ビジターセンターへ移動して、楽しみにしていたテイスティング。お土産として持ち帰りもできるオリジナルグラスを使って、好みのお酒3種類を試飲します。
ウイスキー初心者なので、普段はハイボールなどで嗜む程度ですが、ツアーガイドさんがおすすめを教えてくださって、安心して楽しむことができました。
ウイスキーの原液にも初挑戦してみたのですが… まろやかでフルーティー! ウイスキー造りについての見学を終えた直後なので、一層美味しくいただけました。
また、熟成前の「ニューポット」と呼ばれる透明のウイスキーも特別に試飲させていただきました。木製樽に入れる前の液体は無色で、樽の香りもついておらず、原酒のツンとした風味に少し驚き。蒸留所でしか味わえない貴重なテイスティングになりました!
ビジターセンターではウイスキーやジンの販売もあり、ハノイのお土産に「戸河内ウイスキー」と「桜尾ジン」を買って帰ることに。日本のウイスキーは海外の方にもすごく人気で、お土産に喜ばれるんです。
ただただお酒が好きで、ほとんど知識のないまま見学に向かいましたが、帰る頃には「もっと蒸留酒の世界を知りたい! ご当地ウイスキーやジンについて語りたい!」とすっかりファンに。
楽しく学べて美味しいお酒がいただける蒸留所見学、ぜひ行ってみてはいかがでしょうか。
詳しくはこちらから▶︎サクラオディスティラリー蒸留所見学
神谷さんのハノイ生活レポートはこちら!