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LIFESTYLE

2022.03.06

京都へ! サウナと禅で「ととのう」京都♪ 非公開のお寺も拝観できる旅

「『そうだ 京都、行こう。』禅と湯 ととのう京都というテーマで1泊2日旅をしてきました」専属読者モデルオッジェンヌの大枝千鶴が日々のコーディネートや働く女子としてのリアルな私生活を紹介するブログです。

オッジェンヌ 大枝千鶴

「ととのう」がテーマ! 禅と湯で身も心もととのう京都旅

「そうだ 京都、行こう。」

シンプルで印象に残る、おなじみのコピー。春に桜を見に行ったり、秋の紅葉シーズンが定番だったりしますが、冬の京都も魅力は満載です。毎年冬にJRグループが実施する「京の冬の旅」は、「建築の美」と「茶人ゆかりの禅寺」というのが今年のテーマ。今はサウナで「ととのう」のがブームになっていますが、京都に古くから残る銭湯を訪れ、体をととのえて、お寺を訪れて心もととのえる。今回、1泊2日のショートトリップでリフレッシュしてきました。

大正ロマンに浸る非日常空間! 船岡温泉

1923年(大正12年)に料理旅館「船岡楼」の付属浴場として営業を開始した、歴史ある銭湯「船岡温泉」。大正ロマンの空気感が素敵で、タイムスリップしたかのような感覚になりました。西陣の旦那衆に好まれた豪華なつくり、脱衣所の欄間(らんま)も天井の飾りの華やかさ、だけでなくサウナ&水風呂、電気風呂、くすり風呂、ジェットバス、露天風呂も完備されています。

▲さすが、国の登録有形文化財に登録されている銭湯。外観もとっても素敵です

「船岡温泉」という有形文化財で入浴するだなんて、贅沢な体験。現在は海外からの観光客は少ないですが、歴史ある建物、素敵な空間で入浴できるとあって、国外からも訪れる人が多かったそう。

※取材許可を得て撮影しています

入ってまずびっくりしたのが、脱衣所の豪華さ。脱衣所って長居する場所でもないのに、脱衣所ですらこんなに豪華!? というほど。空間に飾られた欄間は全て木彫り。臨場感あふれる芸術作品という感じで、時間を忘れて見入ってしまいそうでした。

また、天井の天狗の彫刻もインパクト大。主人公は手前の牛若丸はモチーフですが、さまざまな要素が混ざっていて、興味深いです。

※取材許可を得て撮影しています

彫刻は厚みがあり絢爛。牛若丸といえば歌舞伎好きな私にとっては大好きなキャラクター。スター義経の幼少期なので、テンション的には「アイドルの子供時代」という感じです(笑)。天狗と勇敢に戦う姿が素敵です。

浴場に行ってみると、お風呂もとっても広い! 種類がたくさんあって飽きずにずっと入っていられそうです。

※取材許可を得て撮影しています

また、お風呂の中に橋や池と風流なものが飾られていて新鮮でした。今でこそスーパー銭湯はたくさんありますが、大正時代からこんなに豪華で楽しいお風呂を作って楽しむなんて、遊び心があって素敵ですね。

※取材許可を得て撮影しています

▲脱衣所からお風呂場へ渡る橋です。亀の置物など、本格的。本物の鯉も泳いでいました

※取材許可を得て撮影しています

▲橋は、菊水橋の欄干。本物の橋の欄干をもらってきて銭湯に配置したそう。遊び心がすごいです

※取材許可を得て撮影しています

▲露天風呂も発見!

大正時代の銭湯の特徴のひとつ、脱衣所や浴場の壁に飾られている、色鮮やかな「マジョリカタイル」。明治時代のものだそうで、とにかくカラフルでかわいい♡ マジョリカタイルを日本風にアレンジしていて、独特な絵柄のものもあります。今では完全に同じものは作れないそうで、レトロな雰囲気も素敵でした。

※取材許可を得て撮影しています

▲カラフルなだけじゃなく模様に立体感があります

※取材許可を得て撮影しています

▲壁一面に敷き詰められていると本当にかわいい! この配色の感じが「大正ロマン」っぽさを強めていますね

※取材許可を得て撮影しています

お風呂の隅々まで楽しむポイントがたくさんな魅力的な銭湯でした。入浴料は大人450円。ワンコイン以下で楽しめるなんて、そこも魅力の1つだなと思いました。

銭湯の後はゆっくりお茶を…♡ 銭湯を改修した「銭湯カフェ さらさ西陣」へ

船岡温泉から歩いてすぐの場所にあるのが、人気の銭湯カフェ「さらさ西陣」です。もともと銭湯だった建物を改修してカフェとして営業しています。

リノベに際し、施設は完全に新しくせずに、銭湯だったときの名残を感じされるように、と計画が進められたそう。ここでも、間取りや壁にマジョリカタイルが残してありました。

中は広々としていて開放感がありました。真ん中の番頭さんが座る場所はそのまま残してあります。

浴場の天窓も、そのままでまさに銭湯! という感じです。男湯と女湯の境目の壁だったところも、少し残してあって、本当に銭湯だったんだな~と懐かしい気持ちに。

タイルを背景にお茶しているところを写真におさめました♡

おすすめメニューはトルコライス! 情緒ある、ちょっとエキゾチックなものとして考案したメニューだとか。若い人にも満足してもらえるように、ボリューム感も重視。自家焙煎のコーヒーもこだわりの味で美味しかったです。人気メニューは、キャラメルチーズケーキ&コーヒーのケーキセットだそうですよ。

限定公開の大徳寺大光院で、特別な茶室を見学

こちらは、京都デスティネーションキャンペーン第56回「京の冬の旅」で特別公開のお寺です。普段は見ることができない文化財が公開される! というイベントは特別感があって大好き! 2022年1月17日~3月18日の限定公開で、事前予約優先制です。客殿を飾る「雲龍画」の襖絵が圧巻でした。

※取材許可を得て撮影しています

広間の左右に、躍動感のある龍。墨絵として1色で描かれていますが、迫力があってなんだか神秘的です。もともと屏風絵だったものを、ふすまに仕立てて今の形になったとのこと

そして楽しみにしていた茶室「蒲庵(ほあん)」の見学。小さくて、暗くて、しんとした空気が漂っていました。お茶室は、まさに「ととのう」場所だと思います。瞑想部屋みたい。1杯のお茶を丁寧に入れて、集中して味わう。マインドフルネスという言葉は当時はないですが、それと同じ事をして、時間を共有していたんですね。

※取材許可を得て撮影しています
※取材許可を得て撮影しています

限定公開のお寺ということもあり、人気のお寺とは違った空気感がありました。なんというか、ひっそり、静かな感じ。通り道の苔も美しく、雰囲気がとても素敵な寺院でした。

※取材により特別に撮影しております。一般の方は写真・動画撮影禁止です。ご注意ください。

お寺で頂く精進料理のディナー

今回の旅の1日目の晩ごはんは、閑臥庵で黄檗宗伝来の精進料理の普茶料理をいただきました。お寺で精進料理というと、さぞかし質素なものなんだろうなと思っていたのですが、良い意味で全然違いました。

美味しい野菜がてんこもりで、調理方法がさまざまに工夫されていて豪華。お花やお野菜の天ぷらから、材料は蒟蒻の「刺し身もどき」など。楽しく食べられるお料理でした。

帰り道、ライトアップされたお寺の雰囲気も素敵でした。写真左のガラス張りのお部屋も、食事をする場所です。寒すぎて冬は難しいですが、テラスのような場所もありましたよ。うっとりするような空間で、ヘルシーだけど豪華な普茶料理をいただく。京都ならではの粋な体験だなと思いました(^^)

※お出かけの際は行政による移動自粛についての最新情報や各施設の営業情報をご確認ください。

「そうだ 京都、行こう。」禅と湯 ととのう京都

オッジェンヌ 大枝千鶴

2015年からOggi読者モデル「オッジェンヌ」として活動。営業職という仕事柄、通勤服は好感度が最重要事項。最先端のIT企業で働きながらも歌舞伎と着物が大好きという古風な34歳。一級きもの講師。Instagramアカウントはこちら:@chizuruoeda


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Oggi5月号46ページに掲載しているアルアバイルのライトベージュのジャケットの値段に誤りがありました。正しくは¥49,500になります。
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