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2020.01.06

親孝行はデジタルに頼るべし!? ひとり暮らしの母を活気づける現代的方法とは…

毎月届くアラサー女子の尽きない悩みにコラムニストのジェーン・スーさんが答える〝お悩み相談連載〟。本誌の人気企画がOggi.jpにも登場です。今回は離れて暮らす親への親孝行に悩む女性のお悩みに答えます!

お悩み|離れてひとりで暮らす母。親孝行の手段を模索中…。

6年前に父が亡くなり、遠くでひとりで暮らす母親にどんな親孝行ができるでしょうか。私は遅くに生まれたひとりっ子。東京でたんたんと仕事をし、紹介できる彼もいません。最近、母は庭仕事で骨折、以来閉じこもる日々が続いているようで急に心配に。社交的な人でもなく、そばに頼れる人もいないので、何かできることを探したいのです。(Kさん・食品輸入会社勤務29歳)

ANSWER

6年前ということは、Kさんがお父さまを亡くされたのは23歳のときですね。さぞ悲しかったことでしょう。お気持ちよくわかります。私も24歳で母を亡くしたひとりっ子です。Kさんは優しい娘さんですね。29歳当時、私は父とそう遠くない場所に暮らしていましたが、自分のことに精いっぱいで、父のことなどたいして構いもしませんでした。

(c)Shutterstock.com

Kさんの相談内容には、ふたつの悩みが混在しているように思います。夫を亡くし引きこもりがちになった母への心配。そして、残された母を安心させてあげられない娘の自責。この2点はバラバラに考えましょう。

まずは、Kさん自身のことから。「東京でたんたんと仕事をし」とありますが、素晴しいではないですか。お仕事をして、遠方に住むお母さまの心配までできる心の余裕がある29歳はあまり見たことがありません。立派だと思いますよ。

ドラマティックかつエネルギッシュな毎日を送れていない自分をどこかで責めているならば、それは杞憂です。「紹介できる彼氏もいない」について。結婚して早く親を安心させてあげたいという娘心からでしょう。

こればっかりはご縁なのでなんともいえませんが、私がKさんの年頃で親に紹介した男性は、その後ほかの女性と結婚して子をもうけ、現在は異国で幸せにやっているようです。Kさんと同じく父を亡くし、29歳で結婚した女友達は、その後離婚しました。 29歳のころとはまったく異なる仕事で手に職を付け、現在はひとり楽しく気ままに暮らしています。

つまり、29歳で親に紹介する彼氏がいようがいまいが、それから先のことはだれにもわからない。今を一生懸命生きるしか、私たちにできることはありません。

(c)Shutterstock.com

次に、お母さまのこと。骨折されたとのこと、心配ですね。お母さまはスマホをお持ちですか? お持ちでなければ購入してさしあげてはいかがでしょう。Kさんが29歳なら、お母さまはまだ60代でしょうか。

まだまだ先は長いのですから、LINEで毎日連絡を取るだけでなく、たとえばFacebookに登録して同級生を探してあげるとか、自慢のお庭の写真をアップするとか、YouTubeの見方を教えてあげるとか、引きこもったままでも外の世界とつながれる接点をつくってみてはいかがでしょう。

(c)Shutterstock.com

無理に外へ連れ出さなくても、ネットで交流ができればそのうち同窓会へ出かけていくこともあると思います。最初は新しいことを覚えるのを面倒くさがるかもしれませんが、根気よく教えてあげれば意外と簡単に覚えます。

80歳になるわが父は、毎日「生きてます」と朝にLINEをくれますし、Wi-FiのないところでYouTubeばかり見て通信料金がかさんだりと、中学生のよう。親を活気づけるにはテクノロジーに頼る。それに限ります。

結論|このご時世、デジタルを教え込むのも大きな親孝行のひとつです

2019年Oggi2月号「ジェーン・スーのもやもやの泉」より
イラスト/北沢バンビ 構成/本庄真穂
再構成/Oggi.jp編集部

TOP画像/(c)Shutterstock.com

ジェーン・スー

コラムニスト、作詞家。著書『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』(幻冬舎)、『今夜もカネで解決だ』(朝日新聞出版)ほかが好評発売中。TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』でも日々キレのあるトークを展開中!


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