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2020.01.03

育ったエリアが違うと結婚は難しい… この意見にあなたは賛成? それとも反対?

毎月届くアラサー女子の尽きない悩みにコラムニストのジェーン・スーさんが答える〝お悩み相談連載〟。本誌の人気企画がOggi.jpにも登場です。今回は、恋人との「テリトリー問題」について言及します!

お悩み|育ってきた環境が違う人との結婚は難しいと感じてしまいます…。

目黒区出身、渋谷区在住、港区勤務の起業女子です。今後もこの3区を出る気はありません。今、彼氏はいませんが、テリトリーが同じでないと、ともに人生を歩むのは難しいかなと。ただ最近、高知県出身、豊島区在住、千代田区勤務女子に「その考え方は危険。視野が狭い」と意見されました。生活するエリアが人格と人脈をつくると考えるのは間違いでしょうか。(Fさん・美容通販サイト運営35歳)

ANSWER

Fさん、あなたまるで昔の私みたいなこと言ってますね。ちょうど北関東出身の高スペック男と別れたばかりの、あのころの私と…。「テリトリーが同じでないと、ともに人生を歩むのは難しい」という考え方、間違っていないと思います。35歳の私もまったく同じことを考えていました。

(c)Shutterstock.com

どんなに頭がよくても、素晴しい仕事をしていても、育った環境が違うとうまくいかないものだなぁ、と。世田谷区出身の男とつきあったときでさえ、そう思いました。と同時に、ご友人の「その考え方は危険。視野が狭い」という意見も間違っていない。

北関東出身の高スペック男と別れてしばらくしたあとにつきあいだした、今も続く男の出身地は本州ですらありません。育った環境は大きく異なります。彼と同じ時間を過ごすと、私の視野はなんと狭いのかと恥じ入ることばかりです。

(c)Shutterstock.com

私も含めた東京都出身者って、多かれ少なかれ傲慢なのですよ。だいたい東京が23区といくつかの市で構成されているとは思っていない。せいぜい自分の住んでいる市や区と両隣、プラスいくつか。私は文京区出身なので、目黒区のことはまるでわからない。私にとっての東京都は文京区、千代田区、中央区、新宿区、渋谷区、港区あたり。ひどいでしょう?

京都や神戸や横浜でもこの手の話は聞きますね。どこまでが京都か、とかね。そういう傲慢と偏見にまみれたままの自分でいたかったら、自分と同じテリトリーで生きる男を探すのが得策かと思います。だれとつきあったっていろいろ問題が起こるのだから、生活圏が同じならばいくらかは楽でしょう。

(c)Shutterstock.com

さて、「テリトリー」という言葉。日本語では領分、なわばりなどと訳されるこのワードとともに、Fさんは「生活するエリアが人格と人脈をつくる」とおっしゃっており、おおむね同意したいところではあります。しかし、その人がいつからそこで生活していれば「テリトリー内の人」と認められるのでしょうか。

目黒区・ 渋谷区・港区から地方出身者が丸ごといなくなったら経済は途端に回らなくなり、税収が激減してインフラはボロボロになるでしょう。所詮、東京なんてそれ以外から人が来ないとすぐに立ち行かなくなるのです。

違う土地に生まれ育った人とは衝突も誤解も少なくはないけれど、お互いが異なる視点をもつことで視野は大きく広がります。それは京都だって神戸だってどこだって同じ。ぶつかって考えを改めて、初めて開かれる扉はいくつもある。

ところでFさんのご家族は何代前から東京ですか? たどればどなたかはテリトリー外から出てこられたのではないでしょうか。ちなみに我が家は四代前から東京、つまり真正の江戸っ子ですけれど。オホホホ。ね、感じ悪いでしょう? Fさんのおっしゃることも大差ないですよ。

結論|衝突のない人生は楽しいですか? 異なる視野を見せ合ってこそ開かれる扉があるのです

2018年Oggi11月号「ジェーン・スーのもやもやの泉」より
イラスト/北沢バンビ 構成/本庄真穂
再構成/Oggi.jp編集部

TOP画像/(c)Shutterstock.com

ジェーン・スー

コラムニスト、作詞家。著書『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』(幻冬舎)、『今夜もカネで解決だ』(朝日新聞出版)ほかが好評発売中。TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』でも日々キレのあるトークを展開中!


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