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2019.12.31

【両親の介護】仕事を辞めて実家に戻る? どんな気持ちで何をすべき?

毎月届くアラサー女子の尽きない悩みにコラムニストのジェーン・スーさんが答える〝お悩み相談連載〟。本誌の人気企画がOggi.jpにも登場です。今回は、両親の介護と仕事の両立に悩む女性の相談に答えます!

お悩み|両親のために仕事を辞めて実家に帰った方が良いのでしょうか?

この春、実家の父が倒れました。この数年、母は持病で入院生活をしており、その面倒を見ていたのが父でした。今は兄と私が交互に帰っていますが、これを続けられるとは思えず。兄は既婚で私は独身。仕事を辞めて実家に帰ることを視野に入れていますが、踏ん切りがつかず。どんな選択が正しいのでしょうか。(Dさん・宝飾メーカー事務36歳)

ANSWER

(c)Shutterstock.com

そうですか。両親が一度に病に伏されましたか。私にも経験があるので、お気持ちよくわかります。あれはつらいですね。

Dさんの体調はいかがですか? 無理が祟っていませんか? 気持ちと体力の両方が削られる毎日かと存じます。だからって、どうにもならないんですけどね。「けど、やるんだよ!」の心意気で毎日をなんとか乗り切っていらっしゃることでしょう。

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私の場合、こういうときには巷の応援ソングなんてなんの役にも立ちませんでした。どこか他人事というか、机上の空論というか、絵空事だなと鼻白んでいました。心の支えになったのは、意外にもガラがよいとは言えぬアメリカのラップミュージックでした。

少し昔の曲になりますが、Nasの『The World Is Yours(世界は君のもの)』。「ゲットーのひどい暮らしから成り上がろうぜ」という身も蓋もない歌詞ですが、人生が自分の手から離れていってしまいそうな毎日の中で、「この世界はだれのもの?」「君のものさ!」という内容のサビの繰り返しに勇気づけられました。

先行き不透明な自分と歌詞を重ね合わせていたのでしょうね。母親が病に倒れた友人は、中島みゆきの『ファイト!』がテーマソングになったと言っていました。病院までの道すがら、毎日聴いたそうです。Dさんにも、ハードな毎日に伴走してくれる一曲が見つかることを願って止みません。

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さて、実用的な話に移りましょう。Dさんの体調が保てる限り、会社は 辞めないでください。家族以外に、自分を発揮できる場所と収入源を残しておきましょう。

話のわかる上司や人事部の上役はおりますか? いないのであれば、1〜2ヶ月で少しずつ自分の状況を彼ら・彼女らと共有してください。

それから介護休業制度を利用して介護休業申請をします。私はそれで半年休み、かなり助かりました。あれがなければ、私もぶっ倒れていたと思います。介護休業の前例が乏しいという会社もあるかと思いますが、社員に当然の権利として付与されたものです。

しかし、権利だからとロビー活動なく真正面から申請すると、軋轢を生むことがあるのも現実。介護休業から戻ってきたときに、同じ仕事に戻るほうがよいのか、それとも今より楽な仕事のほうがよいのかも考えてみてください。

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今すぐできることといえば、ご両親の住む地域の福祉制度を調べて、できる限りそれを利用すること。お兄様ご本人が稼働できないのであれば、金銭面でのサポートをお願いすること。

大切なご両親の弱った姿を見るのは忍びないことだと思いますが、そんなときこそ勇猛果敢かつ冷静に物事を動かしていってください。そして、自分の人生の舵は決して手放さないで!

結論|あなたの人生はあなたにしか握れない。制度とマンパワーを賢く利用して収入源はしっかり確保を!

2018年Oggi8月号「ジェーン・スーのもやもやの泉」より
イラスト/北沢バンビ 構成/本庄真穂
再構成/Oggi.jp編集部

TOP画像/(c)Shutterstock.com

ジェーン・スー

コラムニスト、作詞家。著書『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』(幻冬舎)、『今夜もカネで解決だ』(朝日新聞出版)ほかが好評発売中。TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』でも日々キレのあるトークを展開中!


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