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2019.12.29

【35歳OLの悩み】独身女子のマウンティングにイライラ! 独身者vs既婚者の行く末は…

毎月届くアラサー女子の尽きない悩みにコラムニストのジェーン・スーさんが答える〝お悩み相談連載〟。本誌の人気企画がOggi.jpにも登場です。今回は、独身女性の金銭感覚マウンティングに悩む既婚女性のお悩みを解決!

お悩み|マウンティング独身女子にムカつきます。イライラを抑える方法は?

金銭感覚でマウンティングをしてくる独身女子にムカついています。私は既婚で共働き。女子会で「家計は夫6:私4の割合」と話したとき「自分の収入を全部自分で使えないなんて信じられな〜い」と吐き捨て、なぜか異常に高いワインをオーダー。ときおりイライラさせられるのです。(Aさん・証券会社事務35歳)

(c)Shutterstock.com

ANSWER

ごめんなさい。独身女代表として私が代わりに謝ります。本当にすみませんでした。そういう時に気遣いができないから、いつまで経っても独身なんですよね…。

さて、独身女子の言動を同じ独身者として推察するに、単なる「マウンティング」で片づけてしまうのも違和感が残ります。わが身を振り返ると、独身生活を謳歌している30代の男女は他者の人生への想像力が著しく低い。「自分の収入を全部自分で使えないなんて信じられな〜い」と口走ってしまうのが、何よりの証拠です。

収入のすべてを自分の好きなように使える独身者だって、家賃や光熱費といった必要経費は支払わねばなりません。それを他者とシェアできるのが共同生活者のいる人たちで、そこまでの想像力が及ばないのが独身者。結婚すると損すると思っているんですね。まぁ私もそう思っていた時期があるので、人のことはとやかく言えませんが。

はたまた、既婚というだけで人生のリスク回避が完了していると思い込み、既婚者を「ズルしやがって!」とうらめしく逆恨みする独身者もおります。それも想像力の著しい欠如。

(c)Shutterstock.com

高いワインのオーダーが故意によるものだとしたら、それは彼女がどこかで未婚の自分を責めているからでしょう。「私は自分の人生を謳歌しており、1グラムの後悔もない」と自負しながら、世間への後ろめたさを拭えない。将来ずっとひとりだったらどうしよう… という不安もたまに襲ってくる。そんなとき、一生苦楽を共にすると誓った相手がいる人が、ことさらまぶしく見えるのです。

深読みすると「家計は夫6:私4の割合」の割合が気に入らなかった可能性もありますね。そんなこと、それぞれの家庭の勝手なんですけれど。先にイラッとしたのは多分、独身女子の方でしょう。イラッとして不安に苛まれたら、どうするか? 財布に余裕があるならば、景気よくお金を使うこともありえる。それが既婚者にはできない、独身の自分にはできることなのだとしたら。

(c)Shutterstock.com

だんだん可哀想になってきましたか? でも決してそうは思わないでください。既婚者に可哀想と思われることほど、独身者にとって腹立たしいことはないのです。独身生活は本当に、本当に楽しいのですよ。だって大抵のことは自分の思い通りだもの。

それはBさんもよくご存じだと思います。Bさんも「あーあ、独身だったらこんなこと考えないで済むのに」と頭を抱える夜もあるでしょう。彼女にイラッとしたのなら、Bさんも「自由気ままな独身生活」という明るい側面だけに嫉妬した可能性も否定できないのではないでしょうか。

つまり、隣の芝生は真っ青なのです。私たちが真っ青なレンズのサングラスをかけている限りは。

結論|隣人と立場が違うのはあたりまえ。勝ち組を目ざすなら偏見メガネを外しましょう

2018年Oggi6月号「ジェーン・スーのもやもやの泉」より
イラスト/北沢バンビ 構成/本庄真穂
再構成/Oggi.jp編集部

TOP画像/(c)Shutterstock.com

ジェーン・スー

コラムニスト、作詞家。著書『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』(幻冬舎)、『今夜もカネで解決だ』(朝日新聞出版)ほかが好評発売中。TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』でも日々キレのあるトークを展開中!


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