夏のメイクやスキンケアがニキビをできやすくしてる!?
高温多湿となる環境により皮脂が過剰に分泌されることに加え、くずれにくい下地や日焼け止めの使用など、夏ならではのメイクやスキンケアが影響し、毛穴が詰まりやすい環境が整うことから、ニキビができやすくなります。ニキビの種類を知って、「ニキビがどんな状態なのか」を把握しましょう。
今の段階はどこ? ニキビの4つの種類
■白ニキビ
初期段階で、炎症はなく、毛穴が閉じたままで皮脂が盛り上がっている状態。ターンオーバーの乱れで角質が厚くなり、毛穴をつまらせて起こります。「コメド」と呼ばれることも。
■黒ニキビ
毛穴に詰まったコメドが空気に触れて酸化し、黒く変化します。炎症はなく、「解放面皰」(かいほうめんぽう)と言われる状態。
■赤ニキビ
詰まった皮脂をエサに毛穴の内部でアクネ菌が繁殖し、炎症を起こしている状態。硬く盛り上がり、触れると少し痛い場合もあります。
■黄ニキビ
ニキビ全体は赤く、中心に白または黄色の膿が透けて見えます。赤ニキビが進み、膿がたまっていて、皮膚が薄くなり、潰れやすい状態。
ちなみにニキビの原因は…?
✔︎額・生え際…シャンプーや洗顔料のすすぎ残し、前髪が当たる刺激
✔︎Tゾーン・頬…皮脂の過剰分泌、スキンケア時の摩擦、水分と油分のバランスの乱れ、触りぐせ
✔︎口周り…暴飲暴食や偏食、疲れによる胃腸の弱り、ストレス
✔︎フェイスライン…ストレス、寝不足、ホルモンバランスの乱れ、ターンオーバーの乱れ
いつもと違うニキビは、症状が進んでいる状態なのかも…。心配な場合は、医師に診てもらうと安心できるかもしれません。また、シャンプーのすすぎ残しやストレスでニキビになることもあるので、ご注意を!
TOP画/(C)Shuttestock.com
初出:しごとなでしこ

教えてくれたのは…本田えり医師
美容皮膚科タカミクリニック ニキビ外来、毛穴外来勤務。ニキビ・毛穴治療のエキスパート。スキンケア指導も含めた治療が人気。日本美容皮膚科学会、日本美容外科学会、日本形成外科学会所属。サーマクール認定医。
【学歴・経歴】
2001年 東海大学医学部医学科卒業
2005年 昭和大学 大学院 卒業
昭和大学旗の台病院、美容外科、美容皮膚科勤務を経て、
2014年 タカミクリニック 勤務